Jフォンの新機種「J-K51」にダイマジックの3Dサウンド技術「DVX」が採用される
左:DVX技術の魅力を語る、ダイマジックの浜田氏 右:世界初の3D効果音を実現した携帯電話「J-K51」 |
今回発売される「J-K51」においては(株)ケンウッドが高品質ツインスピーカーを搭載した携帯電話を製造。ヤマハ(株)が音源チップとコンテンツを提供し、東京電機大学の公認ベンチャー企業であるダイマジックの3Dサウンド技術「DVX」を用い、世界初となる3D効果音技術を搭載した携帯電話を実現した。
会場には「J-K51」のデモ機が公開され、3Dサウンドの魅力が披露された。本機における3Dの着信音の音質には、従来の携帯電話の着信音とは一線を画する臨場感がある。ヤマハの新型音源LSI「YMU762」により、最大40音を同時発音できる3Dサウンドは、昨今の携帯電話における画像の進歩に対し、遅れをとっていたサウンドの機能の進歩に飛躍的な前進をもたらす可能性を感じさせるものである。また「J-K51」においては、着信音だけでなくJavaアプリケーションにおける3Dサウンドのコンテンツ開発にも今後力を入れていく予定である。
また今回「J-K51」に採用されたダイマジックのマルチチャンネル・サウンドの圧縮技術である「DVX(DiMagic Virtualizer X)」は、5.1チャンネルのみならず、あらゆるサラウンド環境を2チャンネルの通常の圧縮方式に変換できるということで、今後インターネットのブロードバンドコンテンツにおける広い活躍も期待できそうだ。
(Phile-Web編集部)