世紀の大実験、地上波デジタル検証に立ち会う!
ドリフのセットと思しき舞台上では、「芝浦」にすむ池上一家がデジタルチューナーによるタイムシフト視聴や携帯電話によるテレビ画面で見た近所の店を通信によってクーポンを手に入れる等のデモが続く。
384Kbps=1セグ分の伝送でも画面の完成度は高い。29フレーム出せるMPEG-4子画面が、わが国の放送文化を変える事になるかもしれず、アナアナ変換の問題で2003年のテスト放送延期では…といわれている地上波デジタル放送だが、ここはひとつふんばり所である。
でも、セットの街の表札は「笹塚」だったのでドリフのセットに違いない! 玄関の笹川像は、「携帯電話で舟券を買えるとは」とさぞや驚いたかも。記者の質問がなかったのも、あまりに凄すぎた実験に言葉を失ったからなのである。本件については詳しく、AVレビュー次号(2002年1月17日発売101号)でレポートする次第。
(写真左)地上波デジタル放送が本当に携帯でみられるようになる。ただし、右のかばんに入っているバッテリーや復調回路がチップ化されれば、である
(写真右)ドリフっぽいコントでタイムシフト家族なら、当家は5台同時録画家族である
(Phile-Web連載『佐藤和俊のデジタルTVカウントダウン』第55週より=21日夜更新しますので、お楽しみに)