■■山之内 正のCESレポートFromラスベガス■■<4>パイオニアがHDD AVサーバを公開
<左>「デジタル・ライブラリ NA−1000S」 <右>本機のメニュー画面 |
本体にはCDドライブを内蔵しており、CDの音楽データを高速で取り込んで、ジャンル、タイトル名などで管理することができる。圧縮音声フォーマットはMP3とWMAに対応するほか、非圧縮のリニアPCMも選択可能だ。そのほか、静止画を管理するアルバム機能、インターネット経由でビデオクリップや音楽データをダウンロードする機能を積んでおり、パイオニアはこれらのコンテンツ提供サービスも開始するという。
米国ではマルチルームAVシステムの需要があり、本機のような製品は今後も複数のメーカーから登場してくる。日本の住宅でどの程度需要があるか未知数だが、ハードウェアとソフトウェアが占める物理スペースを最小限に抑えることができるので、空間にゆとりのない日本の家庭こそ、こうした機器が活躍する場があるともいえる。(オーディオビジュアル評論家 山之内 正)