三洋電機、業界に先駆け110度CSデジタル対応テレビ《記者会見・質疑応答のすべて》
C-36DZ20、C-32DZ20 <右>発表を行った三洋電機(株)マルチメディアカンパニー事業部長の前田 健氏 |
110度CSデジタル放送のスケジュールは昨年12月6日から実験電波、3月1日からプラットワン系無料放送、4月1日から本放送開始。プラットワンとスカイパーフェクトコミュニケーションズでテレビ61チャンネル他、ラジオ放送、データ放送が始まる予定。
発表製品の詳細は別項のニュースをご参照いただきたい。ここでは注目の記者発表会場で行われた質疑応答の全文を掲載する。記者会見には、同社マルチメディアカンパニー 映像メディア事業部 事業部長の前田健氏が出席。(AVレビュー編集部)
Q1:上位2機種(C-32DZ20、C-36DZ20)に装備された、骨伝導ホーンは業界初となっていますが? 過去に他社であったと思うが?
A1:"テレビ受像機"としては初めてと当社では解釈しております。
Q2:発表3モデルのオープン価格の市場実売想定価格を教えてください。
A2:28型のC-28DS1で15万円前後、32型のC-32DZ1で30万円前後、36型のC-36DZ1で40万円前後と想定します。
Q3:今回、蓄積型データ放送サービスには対応していませんが、対応しなかった理由と対応する予定があるか教えてください。
A3:業界全体として、epはハードディスクを内蔵した単体専用機を提供する方向で進めています。その方向に従って当社でも対応していくことになります。
Q4:すでにBSデジタル対応テレビをご購入されたお客様へのバージョンアップサービス等は予定されていますか。
A4:今回バージョンアップはできません。他者に関しては回答を控えさせていただきます。
Q5:御社では2000年6月のBSデジタル放送受信機発表のときも、他社に先駆け業界初でしたが、結果的には松下、ソニーに販売数で負けています。その背景・理由の分析はされていますか。
A5:当社は技術力では先を走っていますが、やはり松下様などと比べて販売力不足ではないかと。どこよりも早い発表機会の心意気をご理解いただければ幸いです。
Q6:今後の商品構成について計画はありますか。画面サイズやそのほかについて。
A6:当然、上のサイズはPDP(プラズマディスプレイパネル)テレビになっていくと思います。そのほかも含めて技術的には可能です。商品性と市場性を見て構成を考えていく予定です。