ヤマハ、CD-R/RWドライブでディスクへの印字描画が行える技術を開発
ディスクへの印字サンプル |
同社は、これまでCD-R/RWドライブの書込制御技術として、CAV方式を採用してきた。CAV方式はディスクの回転数を一定に保ち、ピックアップから照射されるレーザーパワーを連続的に変化させる事により、高品位に高速な書込みを行うことが可能な技術のことだ。
今回、このレーザーパワー制御をさらに精密に行い、ディスクの回転やピックアップを高精度に制御することにより、CD-Rディスクの記録面に任意の文字や絵を印字描画することが可能な技術を開発した。CD-Rディスクに通常のデータ記録を行った後、未使用部分を使用して、ディスク記録内容のメモや日付の印字、ロゴやイラストの描画等に応用できるようになる。
本技術は、2002年3月13日からドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催される「CeBIT2002」にて、デモンストレーションを行う予定。(AV REVIEW編集部)
※1…CAV
Constant Angular Velocityの略。ディスクの回転速度を一定に保ち、ピックアップの移動、レーザーパワーの変化によりデータ記録を行う方式
※2…CeBIT
ドイツのハノーバー市にて開催される欧州最大の事務・情報・通信技術の見本市