松下、9万3千円のDVD-RAM/Rレコーダー〜追っかけ再生、プログレ出力に対応〜
薄型のデザインに一新された |
本機は低価格ながら、録画中でもその番組を最初から再生できる「追っかけ再生」に対応。さらに、録画中にそのディスクに収録された別の映像を再生することもできる。また、「DMR-E20」でも搭載されていた「タイムワープボタン」は、本体だけでなくリモコンにも装備。録画中に1回押すと30秒手前に戻って再生するほか、ワープする時間を設定することもできる。
DVDビデオ再生時にはプログレッシブ再生も行える。ビデオDACは54MHzのものを採用した。
記録時の画質にもこだわっている。DVD-RAM/Rどちらの場合も、前モデルで好評だったMPEG2の圧縮率をリアルタイムに可変制御する "ハイブリッドVBR" 方式を採用。E30では、リアルタイムのビットレートを録再時に表示可能な「ビットレートメーター」を搭載し、圧縮率の可変制御を一目で確認できるという。さらに本機には、デジタル3次元Y/C分離回路とデジタル3次元ノイズリダクション回路の デジタルW(ダブル)3次元回路、再生側ビデオで発生するジッター(横ゆれ)を抑える入力TBC、ブロックNR、モスキートNRなどを搭載し、コストダウンの弊害を感じさせない。
使いやすさへの配慮も抜かりない。新開発のトレー&メカニズム搭載により、カートリッジ付DVD-RAM・DVDビデオなどのディスクの出し入れがスムーズに行える。また、電源ON時のDVD-RAMディスクの読み込み時間も短縮した。
デザインも一新された。本体高さ79mm、奥行き306mmというコンパクトスリム設計が施され、収納スペースを節約できるのも嬉しい。
ついに定価で10万円を切るDVDレコーダーが現れたわけだが、その内容は上級機のエッセンスをうまく盛り込み、価格の安さを感じさせない。DMR-E20、DMR-HS1に続き、この製品もヒットモデルとなるのは間違いなさそうだ。(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドPANASONIC
- 型番DMR-E30
- 発売日3月15日
- 価格¥93,000
【SPEC】●録画方式:DVDビデオレコーディング規格準拠(DVD-RAM)、DVDビデオ規格準拠(DVD-R) ●録画ディスク:<DVD-RAM>4.7GB/9.4GB(12cm)、2.8GB(8cm) <DVD-R>4.7GB(for General Ver2.0) ●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV/アナログBS ●再生可能メディア:DVDビデオ、VCD、CD-DA、CD-R、CD-RW ●入出力端子:S映像入力3、出力2 ビデオ入力3、出力2 D2端子1 RCA色差1 アナログ音声(2ch)入力3、出力2 デジタル音声(光)出力1 ●消費電力:約28W(待機時約3W)●外形寸法:430W×79H×306Dmm ●質量:約3.7kg