第24回東京ビデオフェスティバル受賞作品が決定! 大賞は『ダムの水は、いらん!』
<左>ビデオ大賞の『ダムの水はいらん!』 <右>日本ビクター大賞の『子供達と共に』 |
ビデオ大賞は、熊本県の佐藤亮一さん(自営業・49歳)の作品『ダムの水は、いらん!』が受賞。熊本県の川辺川に巨大ダム建設を計画している行政と、それに反対する近隣農家が裁判で争う、全国的にも注目されている“川辺川ダム問題”を取材した作品だ。
日本ビクター大賞は、愛媛県の黒河 貫さん(無職・63歳)の作品『子供達と共に』に決まった。黒河さんは、15年前から記録してきた、植物や昆虫などを題材にした膨大な量のビデオ映像をクイズ形式に再構成して子供たちに見せようと思い立つ。そのために必要な接写レンズを手作りし、苦心の末に完成したビデオを小学校で上映すると、それを見た子供たちの間に興奮が広がっていく様子を丹念に描いた。
なおピープル賞には、京都府の京都映像ボランティアの『甦れ!びわ湖のヨシ』、長野県の中沢 裕さん(教員・56歳)の『生きる全ては出会いから〜僕はあきらめない〜』、茨城県の関 昭夫さん(パート・62歳)の『祭』の3作品が選出された。
受賞作品の詳細は下記リンクを参照のこと。(Phile-web編集部)