話題作「スパイダーマン」主演のトビー・マグワイヤ、キルスティン・ダンストらが来日
<左>左からローラ・ジスキン、ウィレム・デフォー、トビー・マグワイヤ、キルスティン・ダンスト、サム・ライミ、アビ・アラド <右>主演を務めるトビーとキルスティン。ミッキーのTシャツがキュート。 |
子供の頃から大のファンだったというサム・ライミ監督は、撮影秘話について「『スパイダーマン』を監督できてとても光栄だよ。昔から主人公の青年に共感を覚えていたんだ。トビーとキルスティンをはじめみんなで共同作業し、いい作品ができたと思っている」と語ってくれた。根強いファンが多いだけに作品に対する期待感にプレッシャーも感じていたらしい。
スパイダーマン役のトビー・マグワイアはヒーローを演じることの難しさを感じていたようだ。「誰もが“スパイダーマン”を知っているので、ヒーロー像がそれぞれ違うと思う。マンガ本を読み漁って自分なりの役作りに打ち込んでみたよ。長い道のりだったけど、サム(監督)のサポートやスタッフの協力のおかげで完成できてとても感慨を覚えている」とおっとり顔で淡々とコメントしたのが印象的だった。
そして、初来日ですこし緊張気味だったヒロイン役のキルスティン・ダンストは『インタビュー・ウィズ・バンパイヤ』の幼い少女の頃とはうってかわって、女性らしく成長した姿を見ることができた。筋肉質にみえたのは『チアーズ!』のせいか??? “スパイダーマンとピーター・パーカー(スパイダーマン変身前の青年)のどちらに魅力を感じるか?”という質問に「スパイダーマンにはミステリアスな部分に惹かれるわ。でも魅力的なのはピーターの方。私が演じたメリーは、最初こそ表面的に接していたけど、本当に愛されているんだと後で感じるようになるの。それに彼ってとてもキュートじゃない?(トビーの顔をみる:一同爆笑)」と笑顔で答えてくれた。
悪役グリーン・ゴブリンのウィレム・デフォーは二面性を演じる役作りに苦労したようだ。与えられたキャラクターに細心の注意を払って役に挑んだと、落ち着いた調子で目をギョロギョロさせていた。
生誕40周年を迎え、全米の国民的キャラクターである“スパイダーマン”がいよいよスクリーンに登場する。最新のVFXを駆使し、スタイリッシュによりスピーディに生まれ変わった“スパイダーマン”。劇場予告編で見る限り、ビルを縦横無尽に飛び回っていたヒーローの姿に身震いするほどだ。今年のGW大本命の映画となることは間違いないだろう。5月より、日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー。(AV REVIEW編集部&Phile-Web編集部)