松下電器、2002年度は営業利益1000億円のV字回復を目指す
会見にのぞむ松下電器・中村社長 |
同社2001年度の連結業績は、IT関連および内需の低迷などにより、大幅な減収減益となった。営業利益は前年度比4002億円マイナスとなる、2118億円の赤字。V字回復を宣言する同社では、2002年度は1000億円の営業利益を見込む。主戦場で勝つことができる“V商品”を中心に積極的な展開を図り、従来より付加価値を上げた88品目のV商品で、売上げの2割にあたる1兆円の売上げを目指す。
同社では、松下通信工業をはじめとするグループ5社の完全子会社化により、新たな成長戦略の構築に伴う事業再編も実施する。中村社長は「2002年度は売上伸び率103%、営業利益1000億円を、社会との契約として実現、達成していく」と、強い決意と自信を示した。(詳細はSenka21 6月号掲載)。