HOME > ニュース > SME、ツトム・ヤマシタ氏プロデュースによるガムラン演奏収録のSACDを発売

SME、ツトム・ヤマシタ氏プロデュースによるガムラン演奏収録のSACDを発売

公開日 2002/06/26 15:34
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
左:ジャケット/右:ケチャ収録の様子
●(株)ソニー・ミュージックエンタテインメントは、世界的に有名な打楽器奏者ツトム・ヤマシタのプロデュースのもと、バリ島にて現地有名ミュージシャンによるガムラン演奏を収録した『SACRED RHYTHM of BALI「スローライフへの誘い〜バリ・ガムラン・ミュージック」』を通常CDとSACDの2種類で発売する。発売日は7月24日だ。

本作品は、SACD用に開発されたDSDレコーダー(1bit)を使用し、ダイレクトマルチチャンネルレコーディング(5ch)により収録されている。もともと高い周波数成分の音を多く含んでいるガムラン演奏は最近では癒しの効果も認められており、この収録方法により従来のCDでは収録・再生不可能とされる高周波を、SACDのフォーマットでは余すところ無く再現している。

本作品は『ゴン・グデ』『スマル・プグリンガン』『グンデル・ワヤン』というガムランの中でも代表的な楽器編成のもの3種類と、『ケチャ』のパフォーマンスを収録している。

1. Tabuh Batel「PENGALANG」
2. Kecak「PENGAWIT」
3. Tabuh Angkat-Angkatan「KEJOJOR」
4. Tabuh Batel「BEBAPANGAN」
5. Kecak「KAPANDUNG SITA」
6. Tabuh Pategak「SEKAR JEPUN」
7. Tabuh Pengalang「SEMARA WINANGUN」
8. Kecak「RING TAMAN ASOKA」
9. Tabuh Gilak「PAPONGGANGAN」
10. Kecak「PASIAT」
11. Tabuh Pategak Batel「SAKETI」
12. Tabuh Telu「BEBATURAN」

ツトム・ヤマシタ氏がこのレコーディングで最も重視した音楽的要素は、「ガムラン音楽の持つ宗教性に富んだ音響と、伝統的な演奏技術の高度な表現」、「ケチャ音楽の音劇表現の立体性」、「現代におけるガムラン音楽の変容」の3つだそうで、さらにDSDダイレクトマルチchレコーディングを使用するにあたっては、「視聴者に音楽家になった気分を味わってもらうため、できるだけ音源に近い位置にマイクを立て、また同時に全体の音空間を取り込む為の音響デザインをした」と語っている。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

【タイトル】SACRED RHYTHM of BALI「スローライフへの誘い〜バリ・ガムラン・ミュージック」
【品番・価格】CD:XSCL1・\3,059(税込)
       SACD:XSGL1・\3,360(税込)
【発売日】2002年7月24日

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE