三洋、USBインターフェースを搭載したオーディオ用マイコンを開発
マスクROM版(左)とフラッシュROM版(右) |
同社によると、本機の開発にあたっては、オーディオ機器をUSB接続することによるメリットを最大限に生かせるよう、特にファームウエアの充実に力をいれたという。USBオーディオ対応ファームウエア、USBマスストレージ対応ファームウエアを始めとして、7本あるエンドポイントをフルに活用し、高機能なオーディオ機器を実現するための豊富なソフトウエアパッケージが用意されている。
今回の新製品は、内蔵するUSBインターフェース経由でマイコン自身のプログラム書き換えをパソコンから直接行えるフラッシュROM版(フラッシュメモリ内蔵マイコン)に加え、廉価なマスクROM版も同時に開発し、様々なニーズに応えていく。
また新製品は、USB1.1に準拠し、専用オーディオインタフェース、専用MMCカードインタフェースを持つなど、特にオーディオ機器向けに最適な仕様となっているが、デジタルカメラ、スキャナ、プリンタ等パソコン周辺機器向けとしても利用できる。(Phile-web編集部)