「ビジュアルグランプリ2003」選考会が開催! 貝山知弘審査委員長が意気込みを語る
審査委員長を務める貝山知弘氏 |
この賞は、映像とサウンドを中心としたホームエンターテインメントの業界発展のために創設されたもの。国産、海外製品を問わず、国内で発売されているデジタルAV関連製品の中で、ホームエンターテインメントを目的に作られた製品を対象に、優れた性能、技術、コンセプトを具現した製品を毎年選出する。
各メーカー・輸入商社からのエントリー一覧を対象に、全国有力販売店の評価、及び、審査委員の合議、投票により各分野の中からグランプリと三賞・特別賞他を決定する。
選考会の開催を目前に控え、審査委員長の貝山知弘氏が、今年の選考会の焦点について語ってくれた。
「まず、プラズマテレビの技術的な発展や製品ラインナップの拡充は、大きなポイントになるでしょう。もちろん、ホームシアター向けのプロジェクションシステムの興隆も見逃せません。低価格帯からハイエンドまで製品の価格レンジが広がり、機能も充実してきました。
また、最近の大きな潮流として、どのメーカーも横並びで同じような製品を作るのではなく、ユーザーそれぞれの個性に合わせた新たなタイプの商品作りがはじまっていることが挙げられます。パイオニアのカスタマイズ・シアターシステムはその好例でしょう。個人の趣味嗜好に焦点を当てたマーケティングは、これからのオーディオビジュアルの新たな可能性を形作るはずです。
AVとPCの融合がますます進展し、DVDとAVアンプをi.Linkによるデジタルリンクでつなぐ新規格も登場するなど、新たなテクノロジーも次々に現れています。オーディオビジュアルの将来を見据えながら新技術にもしっかりと目を向け、厳正なる審査を行いたいと思います。」
ファイル・ウェブでは、賞の経過ならびに結果を逐次レポートしていく。ぜひお見のがしなく!(Phile-web編集部)