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日本TI、業界初のダイナミックレンジ最大132dBを実現したD/Aコンバータ新製品を発表

公開日 2002/11/26 18:07
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PCM1792
●日本テキサス・インスツルメンツは、ハイエンド・オーディオ製品に向けたD/Aコンバータ新製品「PCM1792」を発表した。本製品は、これまでのD/Aコンバータでは120dB台が最大だったダイナミック・レンジにおいて、業界初となる最大132dBを実現した。本製品の登場により、次世代の音楽用CDフォーマットであるDVD-Audio規格やSACD規格の高音質音源を、より原音に近い音質で再現することができるようになるということだ。また本製品とあわせて、SACD信号の専用入力端子を装備した「DSD1792」も同時に提供される。

本製品は、日本TIが独自に開発したDACアーキテクチャ「Advanced Segment方式」を採用。定電流源によるマルチレベル構成とすることにより、業界随一のダイナミック・レンジを達成するとともに、クロック・ジッタ耐性の改善も実現された。このアーキテクチャは、SACDの優位性を生かすフィルタリング処理として推奨されている「アナログFIRフィルタ」もあわせて実現できるという。本製品は主にアプリケーションとしては、AVアンプ、ユニバーサル・プレーヤー、業務用ミキシング・コンソールなどへ搭載が見込まれ、2003年3月より量産化を開始するということだ。

(Phile-web編集部)

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