三洋、最大出力100W×2chを実現できるClassDアンプ用ドライバーモジュールを開発
ClassDアンプは、従来のClassABアンプと異なり、PWM (パルス幅変調)信号でパワー素子をスイッチングし、電力増幅されたPWM 信号からローパスフィルタにより音楽信号のみを取り出す方式で、パワー段での電力損失が非常に少なく、放熱器の小型化、セットの小型化が図れることが最大の特徴。
今回開発した「STK210-030」は、パワー素子の同時ONによる貫通電流を防ぐデッドタイム生成ブロック、パワー素子を駆動するプリドライバー、パワーMOS-FET 、ハイサイドMOS-FETを駆動するためのブートストラップ回路を1 パッケージ化。そのため、モジュレーターやローパスフィルタと組み合わせるだけで、業界では最高レベルの最大出力100W×2チャンネル出力のClassD アンプを実現できる。
同社では、このモデルのシリーズ機種として50W×2ch、150W×2ch 、200W×2chと50W×3ch、100W×3ch品も開発中とのことだ。(Phile-web編集部)