D&Mホールディングスが米・エシェントの資産を買収
FireBall |
エシェントの主力製品であるFireBallは、CDとデジタル音楽ファイルともに楽しめる一体型のデジタル・オーディオ・ジュークボックスである。CDのジャケットや、CDおよび楽曲のタイトル、アーティスト情報などを、画面上のインターフェースより、表示が可能である。また、最大5台のミュージック・マネージャを接続して家中に音楽を配信できるほか、インターネットを介して毎週新しいソフトを受信することもでき、インターネット・ラジオや高速の衛星ラジオの音楽も楽しめる。本製品は2002年のベスト・オブCES<ホーム・オーディオ部門>をはじめ、数々の賞を受賞している。
今回の買収条件は非公開。エシェントは、ディーアンドエムが新たに設立した子会社、Digital Networks North America(DNNA)の1部門、エシェント事業部となり、急速に伸びているエンターテイメント用ホーム・ネットワーキング市場の中核技術開発の基盤として位置付けられることとなる。DNNAの経営陣には、ディーアンドエムホールディングスの取締役、マイケル・シードマンが会長に就任。現エシェント社長兼最高経営責任者(CEO)のバーニー・セパニアック氏は引き続きDNNAのエシェント事業部の社長となる。また、専門開発チームを含むエシェントの従業員の大半もDNNAに加わる見込みであるという。
(Phile-web編集部)