世界初! CD/DVDの記録再生を一つで行える二波長レーザーダイオードをソニーが開発
"モノリシック型"高出力2波長レーザーダイオード |
従来、書き換え型CDと書き換え型DVDの両方に対応したドライブでは、それぞれの波長に対応した2つのレーザーダイオードが搭載されていた。コスト高と部品点数の増大につながるため、2つの波長を1つでまかなえるレーザーダイオードの開発が望まれていた。
今回び"モノリシック型" 高出力2波長レーザーダイオードは、2つのLDチップを1パッケージに納めたハイブリッド型に比べ、部品点数の削減や組み立てのし易さに加え、発光点間隔の精度を±1μm以内に抑えることが可能となり、光学性能の向上も図れる。
出力は、CD用780nm帯レーザーで240mW、DVD用650nm帯レーザーは100mWを実現、さらに低消費電力かつ安定な連続発振を可能した。また、構造基板上の結晶膜厚を均一に成長させることによってレーザー放射角度の精密制御を可能とした。それぞれの波長に適した端面反射膜を生成する個別のプロセスを採用することで、高出力化を実現している。
(Phile-web編集部)