<ソニー経営方針説明会3>新たな経営管理体制を確立
ズラリと並んだ経営陣 |
同社の出井CEOは、重点を置く経営施策として、
・新たな経営管理体制の確立
・構造改革
・商品力・競争力の強化
を挙げ、それぞれに関して詳細に説明を行った。
まずは「新たな経営管理体制の確立」についてお伝えしよう。
出井氏は、2002年第二四半期の業績急落を重く受け止めているとした上で、市場環境変化の加速に対応し、これまでのように年度ごとに予算計画を立てるのではなく、四半期ごとに計画を立てる必要性があると指摘。
また、すでに同社では400社以上にわたる関連会社の連結業績を、一週間ごとに把握できるシステムを確立していると説明し、今後は、この数値を積極的に経営判断に活用していくとした。
さらに、グループCFOに加え、各カンパニーにCFOを個別に任命し、それぞれの経営状況を包括的に把握する機能を持たせる。
(Phile-web編集部)