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日立マクセル、「偽マクセル」DVD-Rディスクを訴える

公開日 2003/06/23 17:59
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これが問題の偽ディスク。購入の際はよく確認しよう
●日立マクセル(株)は、Maxell商標及びMaxellの製造者認識コードを不当に用いたDVD-Rディスクが生産・販売されていることを確認したと発表した。

製造者認識コードはドライブメーカーとの間で取り決められ、記録ドライブはこのコードを読み取り、各社ディスクの特性に合わせた条件で記録する。

同社が問題としているディスクはMaxellと同一の製造者認識コードを無断で使用して作られたもの。「2倍速対応」などと偽り市場で販売されているが、同社で評価した結果、ディスクが正常に書けない、または再生が正常に出来ないなどというトラブルの発生を確認している。

当該製品は広告などで“激安Maxell OEM品2倍書込み対応DVD-Rメディア”や“マクセルに収めている海外メーカーから直接仕入れているので安い”あるいは“Maxell Media IDを使用”などと表示している場合がある。ほとんどがノーブランドまたはプライベートブランドで販売されており、現在、欧州、米国、日本および香港市場での流通が確認されている。

同社はこの問題につき、以下のようにコメントしている。

「Maxell商標を弊社の承諾なく使用することは、商標法等の法令に違反する行為であるばかりか、品質の根本となる製造者認識コードを不当に利用されるということは遺憾であり、DVDディスクそのものの信頼を揺るがすものです。弊社は、製造元・販売元に対して強く抗議しております。また、DVDドライブ、メディア業界全体の問題であるという認識から、関係各社に対して状況説明を行っており、事実関係も確認されております。弊社として、お客様の不都合を無くす意味でもMaxell商標及び製造者認識コードの不当使用に対する断固とした対応を取る所存でおります」。

【問い合わせ先】
日立マクセル(株)
お客様ご相談センター
TEL/03-5213-3522

(Phile-web編集部)

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