三洋、地上デジタルチューナーを内蔵したプラズマ&液晶テレビを発売

左）三洋電機株式会社　前田氏　右）SANYOプラズマテレビ「PDP-42V2」

●三洋電機（株）より、地上デジタル/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵したプラズマテレビをはじめとする「VIZON（ヴィゾン）」シリーズの新製品11機種が発表された。そのラインナップは以下のとおりだ。

＜ラック一体型　V2シリーズ＞
■42V型「PDP-42V2」（木目調）/\870,000（TV+ラックの価格）/10月1日発売
■42V型「PDP-42V2EX」（限定生産・ピアノフィニッシュ）/\930,000（TV+ラックの価格）/11月1日発売
■37V型「PDP-37V2」/\810,000（TV+ラックの価格）/10月1日発売

「V2シリーズ」のラインナップは全て地上デジタル/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵したタイプとなる。

＜テーブルスタンド一体型　HD3シリーズ＞
■42V型「PDP-42HD3」/\780,000/10月1日発売
■37V型「PDP-37HD3」/\720,000/10月1日発売

「HD3シリーズ」のラインナップは全て地上デジタル/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵し、電動スイーベルスタンド一体型のタイプとなる。

＜テーブルスタンド一体型　H3シリーズ＞
■42V型「PDP-42H3」/\700,000/10月21日発売
■37V型「PDP-37H3」/\640,000/10月21日発売

「H3シリーズ」のラインナップは全て地上アナログ放送のチューナーのみを内蔵した、電動スイーベルスタンド一体型のタイプとなる。

＜液晶テレビ＞
■30V型「LCD-30HD3」/\600,000/11月1日発売
〜液晶A1シリーズ〜
■20V型「LCD-20A1」/\OPEN（予想実売価格150,000円前後）/9月1日発売
■15V型「LCD-15A1P」/\OPEN（予想実売価格90,000円前後）/9月11日発売
■13V型「LCD-13A1」/\OPEN（予想実売価格70,000円前後）/9月21日発売

液晶テレビのラインナップは30V型「LCD-30HD3」のみが地上デジタル/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナーを内蔵。ほかコンパクトなA1シリーズについては、スタイリッシュなデザインを採用した4:3型タイプとなり、15V型のみがPC入力にも対応している。

本日都内で行われた製品発表会では、はじめに同社コンシューマー企業グループ・AVソリューションズカンパニーの副社長である前田氏が登壇し挨拶を述べた。本年4月より企業のコンストラクションを一新し、コンシューマーグループは主に、AV機器や白物家電を中心に製品の企画販売を行っている。テレビ製品市場の売上げにおいて、急進を続ける薄型大画面テレビの市場に、同社も地上デジタル放送の受信チューナー内蔵という付加価値を旗印に大きなシェア獲得に乗り出していく。「放送デジタル化への対応に向けた三洋の意気込みをユーザーの皆様に伝えていきたい」と前田氏は語った。

本シリーズの最大の特徴は、その大部分が地上デジタル/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナーをディスプレイに内蔵したところにある。ユーザーは本製品を買ったのち、すぐに様々なコンテンツを本製品一台で楽しむことができる。

プラズマテレビの特徴を下記に述べていく。画質に関しては、同社が新たに開発した「VIZONエンジン」を搭載し、映像信号をフルデジタルで処理し高画質再生を実現した。DVDやビデオ、地上アナログ放送のSDフォーマット映像もハイビジョンに変換し、高画質で楽しめるようになる。

パネルについては第3世代のALISパネルを搭載し、1100カンデラの高輝度や高精細ハイビジョン映像のリアルな表現力を獲得。新開発のクリア・カラーフィルターの搭載により、黒をはじめとする豊かな色再現を実現した。

プラズマテレビについてはまた、ラック一体型モデルとテーブルスタンド一体型タイプが登場。ラック一体型タイプについては、左右の2ウェイスピーカーシステムとウーファーを併せ、40Wのハイパワー出力を搭載し、デジタルアンプの搭載とともに心地よい音づくりを実現した。テーブルスタンドタイプには、左右30度の電動首振り機構を採用した。外観についても黒を基調とした落ち着いたデザインを採用し、ラック一体型V2シリーズには受注生産モデルとして、黒いピアノフィニッシュのラックとセットにしたタイプも発売される。

液晶テレビは30V型が地上デジタル/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナーを本体に内蔵した。「VIZONエンジン」の搭載による豊かな表現力と、広視野角ワイドビュー液晶パネルを搭載している。また中間輝度の応答速度を業界最高レベルまで速くした「マッハオーバードライブ回路」も搭載している。

20V型よりコンパクトな「A1シリーズ」については、三日月をモチーフにしたという「シルバーアーク」デザインを採用し、エレガントなデザインが特徴。持ち運びに便利なキャリアハンドルを備え、壁掛け設置にも対応している。チューナーは地上アナログ放送のみ対応。豊富な入力端子を備え、15V型はPC入力にも対応した、使い勝手の良いシリーズとなっている。

同社では今後、プラズマテレビ、液晶テレビ双方のラインナップを拡充しながら、「VIZON」シリーズ全体で薄型大画面テレビのブランド力強化を図っていく考えである。これまでに同社から発売されているテレビ製品を地上デジタル放送へ対応させていく件についても、今後外付けタイプのチューナーによる対応を検討していくということだ。

【問い合わせ先】
三洋電機株式会社　
コンシューマ企業グループ AVソリューションズカンパニー
デジタルディスプレイビジネスユニット　企画部
TEL/(072)870-4180

（Phile-web編集部）