<IFA2003ベルリンショー・レポート 25>−テレビ&エンターテインメント部門〜フィリップス〜欧州最大の家電メーカー渾身の展示内容とは
■写真右:ポータブルタイプのBlu-rayディスク
●欧州最大の家電メーカーであるPhilips社の展示も力のこもった内容だった。日本のユーザーにとってPhilipsの製品はなかなか馴染みの薄いものと思われるが、ドイツのファンにとっては先進性豊かなブランドとしてとても人気が高いようだ。
同社のブースではプラズマテレビ、DVDレコーダーといった人気製品の他に、「リストバンドタイプの小型MP3プレーヤー」、「ポータブルDVD+R/+RWドライブ」、「デジタルカメラ付USBフラッシュメモリ」、「球形座席型サラウンドスピーカー」など、いくつものユニークな製品を目にすることができた。
Blu-rayディスクレーコーダーのプロトタイプは、その高精細な画を同社のプラズマディスプレイで視聴することができた。ポータブルタイプのBlu-rayディスクも参考出品されていた。
液晶ディスプレイを搭載した電子書籍も目にすることができる。本機は英国のベンチャー企業からフィリップス社がライセンスを購入し開発したものであるという。来年以降市場に投入される予定だ。本機はページをめくって表示させる時だけ液晶を発光させ、読書中は解像度の高いインクによる表示のみで楽しむという省エネ設計が特長だ。このように参考展示のみの出品も多いが、それぞれに夢のある生活提案を組み込んだ魅力ある製品を楽しめる、さすがはPhilipsと唸らせる展示内容だった。
(Phile-web編集部・山本)
[IFA2003REPORT]