<IFA2003ベルリンショー・レポート27>−テレビ&エンターテインメント部門〜サンヨー〜注目の液晶プロジェクター新製品が!
■写真右:DVD+RW/+Rレコーダーのプロトタイプ
●IFA2003ベルリン・ショーの開催3日目となる8月31日日曜日は素晴らしい晴天にめぐまれた。本日も多くのオーディオ・ビジュアルファンや家族連れの来場者が会場を埋め尽くしている。3日目ははじめにテレビ&エンターテインメント部門の一画に出展する三洋電機のブースからレポートしよう。
サンヨーブランドからは、ホームシアターエンターテインメント、デジタルカメラ、携帯電話を軸とした展示を展開。はじめにホームシアター関連の目玉新製品としてご紹介したいのは、昨年日本でも爆発的にヒットした液晶プロジェクター「LP-Z1」の流れを組む後継機「PLV-Z2」。ヨーロッパでも前機種が大ヒットモデルとなり、満を持して10月から登場する新製品となる。価格は2200ユーロから2300ユーロの間になる見込み。
本機は16対9、1,280×720画素HD対応パネルを搭載。プログレ対応、1200対1のハイコントラスト、700ANSIルーメンの高輝度を実現。レンズ横にはお馴染みの縦横レンズシフトが本機にも搭載されている。またDVI-I端子の搭載にもチャレンジした。欧州モデルの外観は、LP-Z1よりもやや角張ったデザインで、シルバーの天盤の両脇がつや消し黒のパーツで縁取られたデザイン。非使用時にレンズを保護するフロントパネルも健在だ。
その他にサンヨーのブースで目立ったのは、デジタルカメラ「Xacti」の新シリーズ2機種。同シリーズは欧州でもデジカメで動画を撮りたいユーザー層に人気が高いのだという。また欧州では本シリーズにデジカメで撮った写真をプリントできるデジタルフォトプリンタ「DVP-P1EX」が加わる。価格は250ユーロ。サンヨーのデジカメユーザーでなくてもUSBポートで接続してフォトプリントが楽しめるという。
最後にサンヨーのDVDレコーダーのプロトタイプをご紹介しよう。こちらはDVD+RW/+Rのレコーディング、再生は-RW/-Rにも対応。型番は未定だが来年の春ごろに399ユーロの価格で発売される見込みだ。
(Phile-web編集部・山本)
[IFA2003REPORT]