松下、北米市場向けに車載用DVDオーディオシステム「ELS」を開発
「ELS」のロゴマーク |
『ELS』は、DVDオーディオを採用した新しいサウンドシステム。プレーヤー部は、DVDオーディオ/DTS-CD/音楽CD(CD、CD-R、CD-RW)に対応した6ディスクチェンジャー、AM/FMチューナー、カセットプレーヤーを搭載。DVDオーディオの高音質再生のため、専用のスピーカーシステムを新開発し、16cmフルレンジスピーカー(フロント/リア用)×4本、 2.5cmツィーター×2本、8cmセンタースピーカー×1本、20cmサブウーファー×1本の計8chとなる。
DVDオーディオ録音の先駆者でグラミー賞を5回受賞しているレコードプロデューサー、エリオット・シャイナー(ELIOT SCHEINER)氏とのコラボレーションにより、車種ごとの異なる車室空間に合わせてチューニングし、最適なサラウンド空間の提供を実現する。「音楽スタジオ内で創り出すサウンドの再現を追求し、車室空間を理想的なリスニング空間に変化させ」るという。
シャイナー氏はマルチチャンネルサラウンド録音の専門家として有名で、プロデューサーまた音作りの技術者として数多くのDVDオーディオ録音を手掛けている。
北米市場では、5千万台普及しているのDVDプレーヤーのうち、1/3はDVDオーディオ再生機能を搭載している。ソフトは35社より700タイトルが発売されており、CDとほぼ同価格で購入できるという。
同社では、北米市場向けとして2003年秋から発売を開始し、高級車に対して提案を行っていく。第一弾として、2004年モデルの新型車 「Acura TL (HONDAの北米モデル)」への納入が決定している。
(Phile-web編集部)