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ドルビーラボラトリーズのロジャー・ドレスラー氏、来日。プロロジックIIXを語る

公開日 2003/09/19 17:49
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●ドルビーラボラトリーズ ライセンシングコーポレーションのライセンシング技術本部 技術戦略室長 ロジャー・ドレスラー氏が来日され、Phile-web編集部のある(株)音元出版を訪れた。

先ごろ発表された、ドルビープロロジックIIXの技術仕様について伺った。

Music、Movieはステレオだけでなく、5.1chコンテンツにも有効
Movieは差ランドEXコンテンツと大半の5.1ch映画作品に理想的である。Musicモードは音楽コンテンツに対し効果的であるが、映画コンテンツにも使用することができる。
Musicモードはアンビエントに連続性を持たせる。Movieモードはハードに定位感を持たせるように設計されている。

リスナーのベネフィット
5.1ch以上へのアップグレードの方法を、たったひとつの技術で提供、かつ簡単・
ドルビーブランドに対する認知。
リスナーの望みどおりに5.1、6.1あるいは7.1を選択することができる。
ドルビー独自のシームレスで自然なサラウンド音場をすべてのプログラムソースから得られる。
プロロジックU同様、過剰な色づけはない
通常の5.1がユーザーにとって最良のソリューションであると信じている。
フォーマットがUX
より豊かな音場を
拡張という意味が英語である。

EXで7.1が出ているので活用していただくためのUXであるので、どんどんスピーカーを増やしていくという意味ではない。

5.1を普及させることがエキサイティングだと思っていた。EXは映画館でのサービスエリア改善のためであり、ホームシアターのためではなかった。少なからずユーザーが7.1を楽しむようになってしまった。モアチャンネルを求めているユーザーがいるという認識が加わった。だからUXが現われた。一方で、製作環境もモアチャンネルの動きがある。製作サイドには供給していかなけらばならない。すぐにユーザーに求めることは決してしない。
ドルビーはユーザーのスピーカー数にあわせてフレキシブルに対応していきたい。

サラウンドコンテンツの楽しさをいかに多くの方に知らせるかが重要であり、そのソリューションを伝えたいのがドルビーのサービスであり、スケーリングサービスである。
サラウンドスケーラー




(Phile-Web編集部)

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