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松下電器産業が3次元音響再生技術「ハイパーサラウンドシステム」を開発

公開日 2003/09/30 18:09
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●松下電器産業(株)は、ノートPCやポータブル機器での3次元音響再生を、省電力で高品位に実現するハイパーサラウンドシステムを開発したことを明らかにした。この技術により、ノートPC、ポータブルオーディオなどの機器でも、音響スタジオやホールのような広がりのある自然な再生音場を得ることができるようになるという。

本技術では、音源と耳の間の純粋な音響特性(HRTF)が計算できるため、HRTFを表現するデータ量を大幅に削減しても正確な音像定位が得ることができる。データ量を削減することで省電力化にも結びつけられる。音響スタジオやホールでのあらゆる方向の反射音に対応したHRTFを計算することで、あたかもその場にいるような自然な臨場感と音質が得られ、長時間のヘッドホン受聴でも疲れることがない。本システムではHRTFの人体頭部形状に起因する個人差を精度よく解析できるため、その解析結果から統計値に基づいた汎用性の高いHRTFへの展開が考えられるとしている。

今後本システムを活用した展開として、11月に発売するPCオーディオソフトSD-Jukebox Ver4.0への搭載をはじめ、ポータブルオーディオ機器や携帯端末機器への展開を検討していくという。

【問い合わせ先】
松下電器産業(株)
AVコア技術開発センター
TEL/06-6900-9676

(Phile-web編集部)

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