アナログ・デバイセズ、コンシューマー機器向けデバイス「第3世代 SHARC」を発表
Analog Devices社 Mikhael Haider氏 / 第3世代SHARCプロセッサ「ADSP-21266」 |
本日東京都内にて行われた記者会見には、本社であるAnalog Devices社のゼネラル・マネージャー Mikhael Haider氏が出席し、新製品の紹介を行った。
同社は現在創業38年。最初の20年間は産業用製品の提供を中心に行ってきたが、ここ10年余りはコンシューマー機器、通信機器、コンピューターへの技術・製品提供を行ってきたという。そしてここにきて中価格・低価格帯でも高性能な製品の開発が進み、第3世代「SHARCプロセッサ」として本格的にコンシューマー機器向けの製品を発売することとなった。
第3世代「SHARCプロセッサ」のターゲット市場はホームシアターシステム、カーオーディオシステム、プロ用音楽製品。オンボードROMを新たに搭載し、メモリーやサンプルレートコンバーターを集積化することで、これらの製品を低コストでグレードアップすることが可能となった。
Mikhael Haider氏は、「現在、BOSE、DENON、KENWOOD、Pioneer、SONY、YAMAHAなどのメーカーから第2世代SHARCプロセッサを搭載したデジタルAV・ホームシアター製品が発売されています。SHARCプロセッサは製品の付加価値ともなる信頼性を得ています。今回の新製品により、さらに高性能・高音質のデバイスを提供することができるようになります。」と語った。
(Phile-web編集部)