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<会田 肇のCES2004レポート 2>ソニーが30分の記録ができるDVDビデオカメラを発売

公開日 2004/01/12 17:09
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日本国内より一足早く発売された、ソニーのDVD-R/RWカメラ
●アメリカでは日本市場に先駆けて、いち早くDVD-R/RWを使ったビデオカメラが登場した。ソニーが2004年モデルとして3機種のDVDカムコーダーを発売したのだ。

すべてDVD-R/RW方式に対応し、8cm(1.4GB)で30分の記録ができるものとなっており、その最上位機種となるのがDCR-DVD300($1099程度=約11万8千円)。質量は710gとやや重めながら、カラーリングのうまさから来るのか、見た目にはかなりコンパクトに見える。モニターは3.5型を奢っており、画質もけっこう緻密でコントラストも高く、とても見やすい。

搭載するCCDは1/4.7型1Mピクセル・アドバンスHADを採用。メモリーモードなら最大1152×864、640×480の画像サイズで撮影できるが、そのデータはメモリースティックやDVDに記録可能。DVDなら最大2000枚もの静止画が記録可能となる。

レンズは光学10倍ズームとなっているが、カメラモード時は50〜500mm(35mm換算)とかなり望遠側に振った設計。CCDのサイズが小ささから来るものだが、広角端はもう少し広げておきたかったところだ。

機能面では、ほとんど日本のDV方式ビデオカメラに搭載されたもので、とくに目新しいものはない。ただ、インテリジェントシューやスーパーナイトショットなど、実用面で魅力的な内容となっているようだ。

他のDVDビデオカメラ2モデルは、モニターを2.5型としたメガピクセル機・DCR-DVD200($999程度=約10万6千円)と、640×480画素のDCR-DVD100($899程度=約9万6千円)となる。DVD-R/RWを組み合わせたHDDレコーダーが登場した中、ソニーは順調に台数を伸ばしており、日本市場への投入も十分考えられそうだ。

(会田 肇)

[ces2004]

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