<CES2004レポート32>テキサス・インスツルメンツが新音声処理技術を発表
audysseyの技術仕様を解説するテキサス・インスツルメンツのTomlinson Holman氏(右) |
1パッケージホームシアターシステム、ミニコンポ、テレビシステムへの転用を想定したもので、同社製のDSPデバイスに内蔵させ、ドルビーデジタルやdts信号のデコーディング後、最適なイコライジングを自動で行う。面倒なレベル調整、セットアップはほとんど不要で、リスナーの環境に沿った、最も無難な設定値を定める。俊敏な反応を保ちながら、DSPの演算値をほとんど必要としないのが特徴で、audysseyの実行プロセスをDSPに計算させるために必要なMIPS値はチャンネルあたり0.75MIPSにしか過ぎない。
(AV REVIEW編集部)
[ces2004]