<CES2004レポート38>アナログ・デバイセズ、第3世代SHARCを積極プレゼン
第3世代SHARCを組み込んだパイオニアのAVアンプ「VSA-AX10Ai-N」/ビデオ&イメージング部門を担当するSHANKAR MALLADIエンジニアリングマネージャー |
特に注目なのは、日本でもおなじみのSHARC DSPだ。パイオニア、デノン、ヤマハ等の主たるAVアンプに搭載実績の多い同製品は、高効率・高性能を売りとしており、各社のハイエンド、ミドルレンジクラスの中核を占めている。
昨年10月に華々しくデビューした第3世代SHARCはパイオニアのフラグシップAVアンプ「VSA-AX10Ai-N」に新規搭載。各種デジタル信号のDecoding、Processingをそれぞれ行う。その音質の良さは、同機が音元出版主催のビジュアルグランプリ受賞モデルであることからも既に実証済みだ。特に際だつのは、瞬時のレスポンスを持つ各行程の余裕ある処理能力である。例えば、Decodingに莫大な容量を必要とする、dts96/24信号の処理を1枚のチップで行っても、かつ80%もの空き容量が生じるという点に集約される。
この日のプレゼンでは、プロダクトマネージャーであるColin Duggan氏がDVD及びWMA9音源をVSA-AX10Ai-Nを中心としたシステムでマルチ再生のデモンストレーションを行った。
(AV REVIEW編集部)
[ces2004]