アイワ、新たなUSBオーディオ商品群の発売により躍進を狙う
左)ソニー(株)高篠静雄氏 右)同社 平内優氏 |
本日の発表会では「pavit」を採用した、ポータブルUSBメモリープレーヤーやデジタルカメラをはじめとする商品群をお披露目した。会場にはソニー(株)執行役副社長兼COOである高篠静雄氏が登壇し、新製品にかける意気込みを語った。高篠氏は2003年の年末から本年年始にかけて、ソニー(株)が取り扱う製品の売上げが大変好調であったことを評価し、その中におけるAIWAブランドの貢献を賞讃した。「これからもソニーとアイワ、両ブランドによる理想的な相乗効果によりビジネスの大きな拡大を期待したい」とコメントを寄せた。
また同じくアイワブランドの最高責任者を勤める、ソニー(株)アイワビジネスセンタープレジデントの平内優氏も会場に足を運び、ブランドの戦略紹介ならびに新製品の説明を行った。これまでもよりパーソナルな方向へ、シンプルで時代を先取りする製品を提案することを目標としてきたアイワであるが、平内氏は今回の新製品については「成長のコアとなる商品をおとどけできるだろう」と期待を語った。今回の製品については音楽好きなPCユーザーをターゲットに、「今日におけるミュージックライフスタイルの変化を確実に捕らえることが狙い」であるという。今年の春商戦に新製品を投入し、大きな躍進を図る同社。ネット上にもソニーマーケティング(株)のインフラを足がかりに、「ソニースタイル」サイト上に「AIWA SHOP」をオープンする。アイワ商品の魅力を全力をかけて紹介しながら、着実な売上げ拡大を達成していく意気込みを明らかにした。
アイワ新製品の紹介は別頁にてお伝えしていく。また以下に簡単ではあるが、本日の発表会にて行われた質疑応答の内容をご紹介していく。
Q:アイワはソニーの一事業部という位置付けなのか
A:ソニー(株)が「ソニー」、「アイワ」と二つのブランドビジネスを経営、展開しているものと理解していただきたい。
Q:ソニーではこれまでメモリースティックを採用した製品を展開しているが、今回USBメモリをメディアに採用した理由は
A:広くPCユーザーに受け入れられるメディアとしてUSBのスタンダードフォーマットを採用した。これによりアイワブランドの独自性も打ち出したかった
Q:音楽ファイルのフォーマットにMP3を選んだ理由は。セキュリティは問題ないのか
A:MP3ファイルの知名度、普及度の高さを考慮しての採用だ。当然セキュリティ面など、その扱いは慎重に行う必要があると認識しているが、現在ユーザーが最も使いやすいフォーマットであるものと考えている。今回の新製品で楽しめるMP3ファイルは、ソフトウェアで処理をかけた時点で一般的なMP3フォーマットと若干異なるファイルになる。これにより、あらゆる機器にコピーして楽しむという環境は成立しなくなるので、セキュリティ面でのハードルは一部クリアできているのではないか
Q:ハードディスクプレーヤーのHDDサイズを2GBとした理由は。少し容量が小さいように思うのだが
A:製品のコンパクト化、軽量化を最優先した結果2GBが最適な容量と考えた。ハードディスクサイズが5GB以下のオーディオプレーヤーは、今後一つの商品カテゴリーとして確立、成長するものと考えている
Q:今後アイワブランドのオーディオ機器がUSBオーディオへとシフトしていくのか
A:USBオーディオの普及も目指しながら、海外市場を含め世界各国で様々なスタイルをもつアイワブランドの製品を提案していく考えだ。
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(Phile-web編集部)