シチズン、家庭用DVDレコーダーで2層記録を可能にする新技術を開発
「DVD二層記録用アクティブ収差補正素子」 |
この補正素子は、同社が独自に開発した超小型液晶光学パネルと液晶駆動ICを一体化したもの。1層記録と2層記録との切り替えの際に生じる球面収差を、液晶光学素子によってアクティブに収差補正する。
この素子を現行のピックアップに搭載することで、発生する収差を大幅に低減させられる。これにより、様々なディスク変動に対して安定的な記録性能を実現することが可能となり、プレーヤー間の高い互換性を保つことができる。
現在同社では、DVD一層記録に対応している「DVDチルト補正素子」を生産・販売しており、本製品はその第二弾に当たりるもの。
なお、DVDの2層記録には「-(ダッシュ)」と「+(プラス)」の二種類が存在するが、本製品はそのどちらの規格にも対応している。
「DVDチルト補正素子」は月産100万台の生産体制を取っているが、今後は2層記録の普及を見込み、年内には生産体制を月産500万台に引き上げる予定。
【問い合わせ先】
シチズン時計(株)
液晶デバイス事業部営業部
TEL/0424-68-4615
(Phile-web編集部)