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松下と東レ、業界最大のPDP生産工場を建設 年産300万台以上の量産が可能

公開日 2004/05/19 12:17
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●松下電器産業(株)と東レ(株)は、プラズマディスプレイパネル(以下PDP)の新たな生産拠点として、業界最大規模となる生産工場を建設すると発表した。両社の合弁会社である松下プラズマディスプレイ(株)の第3工場として、兵庫県尼崎市の臨海地区に建設する。

新工場は松下プラズマディスプレイ(以下MPDP社)が新たに950億円を投資し、2004年9月の着工、2005年11月の稼動開始を予定。月産25万台(42型換算)、年産で300万台以上の量産が可能になる。これにより松下電器は、既存のMPDP社の第1工場、第2工場と中国の上海松下プラズマディスプレイ社を合わせた4工場で、年間450万台に上るPDPの生産体制を構築していく。

新工場では次世代のプロセス技術、生産方式を導入することにより、MPDP社の生産工場の特長である「デバイスからセット完成品までの高効率・高品質を実現する一貫生産体制」を一層強化する。また、最新の多面取り方式を採用することで、よりスピーディでフレキシブルな製品供給を実現するという。

松下電器では、「PDPの世界市場は、2008年には1000万台を超え、金額では3兆円規模に成長する」と予測している。

【問い合わせ先】
松下電器産業(株)  
TEL/03-3436-2621(東京)、06-6908-0447(大阪)
東レ(株)
TEL/03-3245-5178(東京)、06-7688-3085(大阪)

(Phile-web編集部)

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