大日本印刷が明室でも視認性の高いホームシアター用スクリーンを開発、来年から生産を開始
●大日本印刷(株)は、同社の印刷分野におけるノウハウを活かし、ホームシアター市場への参入を視野に入れたフロントプロジェクションスクリーンの開発に成功したと発表した。
同社では印刷のコア技術であるコーティング技術の応用により、明室でも鮮やかな画像が映し出せる高いコントラストを獲得した、新しいタイプのフロントプロジェクションスクリーンをこのたび開発した。
同社が開発したのはロールツーロールコーティングによりコレステリック液晶フィルムを使った、反射型と透明タイプの2種類のスクリーンだ。コレステリック液晶フィルムは偏光分離機能を持つ光学フィルムで、反射型スクリーンでは明室で、従来のマットスクリーンタイプに比べて約5倍の高コントラストを実現できるという。室内光を偏光制御した場合では、約10倍の高コントラスト化まで可能になる。透明タイプスクリーンは従来の透過画像で鑑賞するホログラムスクリーンのイメージに似ているが、ロールツーロールの生産方式を導入したことにより、ホログラムスクリーンでは困難とされていた大画面化が容易に実現されるという。
同社では、コレステリック液晶フィルムを利用したフロントプロジェクションスクリーンの生産を来年から開始し、2008年度にコンシューマー向けの市場にて約100億円の売上を目指していく考えだ。また、今回発表された新フロントプロジェクションスクリーンを、5/25から米国シアトルで開催されるSID2004にて技術発表し、6月9日から米国アトランタで開催されるInfoComm2004で展示発表を予定しているという。日本国内でも近日中に製品に関するより詳しい内容が明らかにされる模様だ。
【問い合わせ先】
大日本印刷(株)広報室
TEL/03-3266-2111 (代表)
(Phile-web編集部)
同社では印刷のコア技術であるコーティング技術の応用により、明室でも鮮やかな画像が映し出せる高いコントラストを獲得した、新しいタイプのフロントプロジェクションスクリーンをこのたび開発した。
同社が開発したのはロールツーロールコーティングによりコレステリック液晶フィルムを使った、反射型と透明タイプの2種類のスクリーンだ。コレステリック液晶フィルムは偏光分離機能を持つ光学フィルムで、反射型スクリーンでは明室で、従来のマットスクリーンタイプに比べて約5倍の高コントラストを実現できるという。室内光を偏光制御した場合では、約10倍の高コントラスト化まで可能になる。透明タイプスクリーンは従来の透過画像で鑑賞するホログラムスクリーンのイメージに似ているが、ロールツーロールの生産方式を導入したことにより、ホログラムスクリーンでは困難とされていた大画面化が容易に実現されるという。
同社では、コレステリック液晶フィルムを利用したフロントプロジェクションスクリーンの生産を来年から開始し、2008年度にコンシューマー向けの市場にて約100億円の売上を目指していく考えだ。また、今回発表された新フロントプロジェクションスクリーンを、5/25から米国シアトルで開催されるSID2004にて技術発表し、6月9日から米国アトランタで開催されるInfoComm2004で展示発表を予定しているという。日本国内でも近日中に製品に関するより詳しい内容が明らかにされる模様だ。
【問い合わせ先】
大日本印刷(株)広報室
TEL/03-3266-2111 (代表)
(Phile-web編集部)