三菱、新商品内覧会を開催 シアター用DLPプロジェクターなど展示
●三菱電機(株)は本日、2004年度の新製品を紹介する「2004 三菱電機新商品内覧会」を東京ビッグサイトにて開催した。
内覧会では、リビング・デジタルメディア事業本部が展開している「デジタルメディア機器」「空調アメニティ機器」「リビング家電」「住宅設備機器」の4つの事業分野で夏以降に発売する新商品を一堂に展示された。
デジタルメディア機器では「デジタルリアリズム」をキーワードに掲げ、約50品目を展示。同社販路部長の上原幸雄氏は、「この事業分野は国内ではこれまでややおとなしかったが、最近では北米で非常に高評価を得ている。今後はこれまで以上に力を入れていく」と強い意気込みを語った。
出展内容は、DVDレコーダー「楽レコ」シリーズ、薄型テレビ「REAL」シリーズなどを中心に据えた構成だが、未発表の新製品もいくつか参考出品されていた。
年明けの発売を予定しているのが50V型プラズマテレビで、ワイドXGA(1365×768)パネルを搭載している。HDMIやコンポーネント端子を装備し、「HDもPCも高品位で楽しめる」のがコンセプトだ。
62V型のDLPリアプロジェクションテレビも今年度内の発売を予定する。解像度は1280×720。米国で既に発売されている「WD-62525」を国内向けに仕様変更したモデルで、HDMIやコンポーネント端子はもちろん、静止画再生用のマルチメモリーカードスロットも装備している。本機はDVDレコーダーやホームシアター機器などとのシステム提案が行われる予定で、ホームシアター機器では他社との提携が検討されている。価格は未定だが、米国向け「WD-62525」の販売価格は5,000ドル程度となっている。
このほか、米国で販売している82V型のLCoS方式リアプロ「WL-82913」、61V型PDP「PD-6130」、42V型液晶テレビ「LT-4260」なども参考出品されていたが、今のところ国内での販売予定は無いとのこと。82V型の「WL-82913」はリアプロとして世界最大サイズで、1920×1080のLCoSパネルを搭載。IEEE1394ケーブル1本で、映像・音声の伝送と機器のコントロールを行える「HAVi」規格に対応している。米国での販売価格は2万ドル程度。
ホームシアターファン要注目のモデルが、シアター用DLPプロジェクターの新モデルだ。10月下旬の発売を予定しており、価格は20万円台中盤になる予定。
本機は1024×576ピクセルのDMDチップを搭載。このクラスのDLPプロジェクターとしては初めて電動アイリス機構を装備し、無段階で調整が行える。これにより黒再現性をさらに高めている。コントラスト比は4000対1で、明るさは1,500ANSIルーメン。なお、レンズシフト機能は搭載していない。
光源には、性能は高いが非常に扱いにくいというオスラムランプを採用し、低出力モード時で4,000時間の連続使用を実現。「最近ではランニングコストを気にされるお客様も増えてきた。毎日2時間の映画を見られても5年程度は寿命が持つので、非常に低コストで運用が行える」(同社)。
カラーホイールはRGB×2枚ずつの6色構成だが、ホワイトを電気的に強める機能「ホワイトエンハンス」を装備。10段階で調整が行える。アイリス調整と組み合わせることで、多彩な映像調整が可能になる。
接続端子はオーソドックスな構成で、HDCPに対応したDVI-D端子、コンポーネント入力も可能なD-Sub15ピン、RCAコンポーネント端子、Sビデオ端子、ビデオ端子などを装備している。
静音性能に関しては「ざっくりとした数値だが、今のところ30dB程度」とのこと。
(Phile-web編集部・風間)
内覧会では、リビング・デジタルメディア事業本部が展開している「デジタルメディア機器」「空調アメニティ機器」「リビング家電」「住宅設備機器」の4つの事業分野で夏以降に発売する新商品を一堂に展示された。
デジタルメディア機器では「デジタルリアリズム」をキーワードに掲げ、約50品目を展示。同社販路部長の上原幸雄氏は、「この事業分野は国内ではこれまでややおとなしかったが、最近では北米で非常に高評価を得ている。今後はこれまで以上に力を入れていく」と強い意気込みを語った。
出展内容は、DVDレコーダー「楽レコ」シリーズ、薄型テレビ「REAL」シリーズなどを中心に据えた構成だが、未発表の新製品もいくつか参考出品されていた。
年明けの発売を予定しているのが50V型プラズマテレビで、ワイドXGA(1365×768)パネルを搭載している。HDMIやコンポーネント端子を装備し、「HDもPCも高品位で楽しめる」のがコンセプトだ。
62V型のDLPリアプロジェクションテレビも今年度内の発売を予定する。解像度は1280×720。米国で既に発売されている「WD-62525」を国内向けに仕様変更したモデルで、HDMIやコンポーネント端子はもちろん、静止画再生用のマルチメモリーカードスロットも装備している。本機はDVDレコーダーやホームシアター機器などとのシステム提案が行われる予定で、ホームシアター機器では他社との提携が検討されている。価格は未定だが、米国向け「WD-62525」の販売価格は5,000ドル程度となっている。
このほか、米国で販売している82V型のLCoS方式リアプロ「WL-82913」、61V型PDP「PD-6130」、42V型液晶テレビ「LT-4260」なども参考出品されていたが、今のところ国内での販売予定は無いとのこと。82V型の「WL-82913」はリアプロとして世界最大サイズで、1920×1080のLCoSパネルを搭載。IEEE1394ケーブル1本で、映像・音声の伝送と機器のコントロールを行える「HAVi」規格に対応している。米国での販売価格は2万ドル程度。
ホームシアターファン要注目のモデルが、シアター用DLPプロジェクターの新モデルだ。10月下旬の発売を予定しており、価格は20万円台中盤になる予定。
本機は1024×576ピクセルのDMDチップを搭載。このクラスのDLPプロジェクターとしては初めて電動アイリス機構を装備し、無段階で調整が行える。これにより黒再現性をさらに高めている。コントラスト比は4000対1で、明るさは1,500ANSIルーメン。なお、レンズシフト機能は搭載していない。
光源には、性能は高いが非常に扱いにくいというオスラムランプを採用し、低出力モード時で4,000時間の連続使用を実現。「最近ではランニングコストを気にされるお客様も増えてきた。毎日2時間の映画を見られても5年程度は寿命が持つので、非常に低コストで運用が行える」(同社)。
カラーホイールはRGB×2枚ずつの6色構成だが、ホワイトを電気的に強める機能「ホワイトエンハンス」を装備。10段階で調整が行える。アイリス調整と組み合わせることで、多彩な映像調整が可能になる。
接続端子はオーソドックスな構成で、HDCPに対応したDVI-D端子、コンポーネント入力も可能なD-Sub15ピン、RCAコンポーネント端子、Sビデオ端子、ビデオ端子などを装備している。
静音性能に関しては「ざっくりとした数値だが、今のところ30dB程度」とのこと。
(Phile-web編集部・風間)