≪CEDIA REPORT 2004（19）≫キンバーケーブルから高品位HDMI&DVIケーブルが登場

●KIMBER KABLE（キンバーケーブル）はRCAドームにブースを構え、同社ケーブル製品のラインナップを一同に展示する。今回同社が展示した新製品について、セールス・マーケティングディレクターのDick Diamond氏に詳しくうかがうことができた。

同社は今回、HDMI/DVIケーブルの新製品を新たに発表した。ともに通常のオーディオケーブルと比較して開発規格が大変厳しく定められており、開発者の自由が制限されている環境の中で「高品位な伝送と当社のオリジナリティを実現すべく、マテリアルの選択から努力を重ねました」とDiamond氏は語る。

その努力が結実した製品では、それぞれ導体にシルバーコーティングを施した銅線を使用し、20mの長尺でも高品位な信号伝送を実現しているという。それぞれ「KIMBER HDMI」「KIMBER DVI」のプロダクトネームで9月から北米市場に出荷される。「日本のオーディオ・ビジュアルファンの皆さんにもほぼ同じ時期にご紹介できると思います。A&Vフェスタ、インターナショナルオーディオショウには展示を予定しておりますので、ぜひ製品をご覧になって下さい」とDiamond氏は日本のユーザーに呼びかけた。

もう一つの新製品は「GQ Mini」と呼ばれるミニプラグ対応のケーブル。「iPod」をはじめとするデジタルオーディオプレーヤーの音楽を高品位に楽しもうというコンセプトで開発されたケーブルで、片端がステレオミニ、片端がL/Rアナログオーディオプラグとなっている。GQは「Gyro-Quadratic」の略であるという。「PCオーディオ、MP3オーディオの音楽が劇的に良くなりますよ」とDiamond氏が熱弁を奮ってくれた本製品は、導体に「カッパー」「カッパーとシルバーのハイブリッド」「シルバー」をそれぞれ採用した3つのラインナップが揃う。


実は、「GQ Mini」はこれまでも受注生産を行われていたが、昨今のデジタルオーディオプレーヤーの人気の高まりを受けて、いよいよい本格的な量産が開始される運びとなった。本製品も国内のオーディオショウで紹介されるとのことだ。

(Phile-web編集部 山本)

[CEDIA2004REPORT]