≪山之内正のA&V FESTA 2004レポート≫ビジュアル&ホームシアターの展示は薄型テレビの大型化と多様化
●ビジュアルおよびホームシアター関連では、薄型テレビのいっそうの大型化と多様化が最大の話題である。松下のブースでは世界最大級65型のプラズマテレビの映像をじっくり体験できるほか、ビエラの膨大なラインナップをすべて揃えて見応えがある。
ビクターも60インチ超のD-ILA方式リアプロを展示しているが、こちらは残念ながら日本で発売するかどうかは未定とのこと。会場でもひときわ目を引く明るさにも驚かされるが、画質はさすがに鮮鋭感が高く、大画面でも甘さを感じさせない。同サイズのプラズマテレビに比べると割安感が大きいこともあって、日本市場への導入にも期待がかかる。ビクターブースでは、新しいミドルクラスのAVアンプAX-V5500、本格的なトールボーイ型スピーカーSX-L77の実力を試聴室で体験できるほか、ドルビーヘッドホン規格対応のワイヤレスヘッドホンも展示していた。厚みのあるサウンドが特徴で、実売4万円前後でまもなく登場するという。試作機ながら自然木をふんだんに使用した高級ヘッドホンも出品しており、目を引いた。完成が待たれる。
ソニーはクオリアの最新モデルとなるLEDバックライトを採用した液晶テレビを会場に用意し、その画質メリットを訴えていた。特に赤の再現性において、従来方式に比べて長所が多く、質感と立体感に富んだ映像を見せている。同社ブースではバッテリー内蔵のサラウンドスピーカーシステムも目を引いた。2.5時間の充電で約20時間利用できるという実用性の高いシステムで、電源ケーブルもいらない完全なワイヤレスを実現。サラウンドシステム導入の課題が、これでまたひとつ解消されることになりそうだ。
ホームシアター用途を想定したスピーカーは、パイオニアやデノンなど主要メーカーが力作を出展しているが、今回のA&Vフェスタでは、ヤマハが輸入を開始したクリプシュ製スピーカーの音を実際に体験できる。米国で人気の高いブランドの代表モデルだけに、映画のサウンドには説得力がある。本格的なホームシアターを目指しているなら、実際にそのサウンドを確認しておくことをお薦めする。
(山之内 正/TADASHI YAMANOUCHI)
avfesta2004
ビクターも60インチ超のD-ILA方式リアプロを展示しているが、こちらは残念ながら日本で発売するかどうかは未定とのこと。会場でもひときわ目を引く明るさにも驚かされるが、画質はさすがに鮮鋭感が高く、大画面でも甘さを感じさせない。同サイズのプラズマテレビに比べると割安感が大きいこともあって、日本市場への導入にも期待がかかる。ビクターブースでは、新しいミドルクラスのAVアンプAX-V5500、本格的なトールボーイ型スピーカーSX-L77の実力を試聴室で体験できるほか、ドルビーヘッドホン規格対応のワイヤレスヘッドホンも展示していた。厚みのあるサウンドが特徴で、実売4万円前後でまもなく登場するという。試作機ながら自然木をふんだんに使用した高級ヘッドホンも出品しており、目を引いた。完成が待たれる。
ソニーはクオリアの最新モデルとなるLEDバックライトを採用した液晶テレビを会場に用意し、その画質メリットを訴えていた。特に赤の再現性において、従来方式に比べて長所が多く、質感と立体感に富んだ映像を見せている。同社ブースではバッテリー内蔵のサラウンドスピーカーシステムも目を引いた。2.5時間の充電で約20時間利用できるという実用性の高いシステムで、電源ケーブルもいらない完全なワイヤレスを実現。サラウンドシステム導入の課題が、これでまたひとつ解消されることになりそうだ。
ホームシアター用途を想定したスピーカーは、パイオニアやデノンなど主要メーカーが力作を出展しているが、今回のA&Vフェスタでは、ヤマハが輸入を開始したクリプシュ製スピーカーの音を実際に体験できる。米国で人気の高いブランドの代表モデルだけに、映画のサウンドには説得力がある。本格的なホームシアターを目指しているなら、実際にそのサウンドを確認しておくことをお薦めする。
(山之内 正/TADASHI YAMANOUCHI)
avfesta2004