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オリコンが音楽配信に参入、日本最多のレーベル数と楽曲数を実現

公開日 2004/10/06 18:22
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オリコンDDのビジネスモデル
●オリコン(株)は、新会社オリコン・デジタル・ディストリビューション株式会社(以下オリコンDD)を設立し、音楽配信事業に参入すると発表した。

オリコンDDでは、各レコード会社やレコードレーベルから楽曲の著作権保護処理(DRM化)、音楽配信、顧客サポート、管理などの業務委託を受け、手数料を得る考え。これに加え、対応ハードの販売、サイトでの広告収入を売上げの柱にする。

まず今年12月から試験運用を開始し、来年1月から、同社がオリコンチャートを提供している新聞社系の情報サイトや同社サイトで本格的にサービスを開始する。

同社がチャートを提供するサイトでは、チャートを表示すると同時に、楽曲をその場でダウンロードできるようにし、これによってライトユーザーの取り込みをねらう。最新のチャートだけでなく、70年代や80年代のチャートも活用することで、顧客を中高年層にも広げる。

ソニーミュージックは参加していないが、日本の大手レコード会社のほとんどが参加に前向きな姿勢を見せており、これまで音楽配信に参加していなかったレーベルの参加も決まっている。同社では「スタート当初から日本で最多のレーベル数と楽曲数を擁する音楽配信プロジェクトになる」としている。

さらに、将来的には車載端末やデジタル家電への提供、さらにアジア地域での展開も検討している。

ファイル形式はWMAを採用。専用のポータブルプレーヤーに3回まで書き込みを許可する。

同社では、音楽配信事業全体で2006年に850億円の売上げを予想している。

【参加予定のレコード会社(順不同、細部について交渉中のものを含む】
ユニバーサルミュージック、東芝EMI、エイベックス、BMG ファンハウス、ワーナーミュージックジャパン、ビーイング・グループ、アンリミテッド・グループ、フォーライフ・ミュージックエンタテインメント、日本クラウン、徳間ジャパンコミュニケーションズ、コロムビアミュージックエンタテインメント、ポニーキャニオン、ドリーミュージック、ヤマハ、VAP、ハーモニーレコードなど

【新会社の会社概要】
会社名:オリコン・デジタル・ディストリビューション株式会社
本社所在地:東京都港区六本木6-8-10
資本金:100,000,000円(オリコン株式会社100%出資)
代表者:代表取締役社長河田寛(オリコン株式会社取締役)
設立日:平成16年10月1日
主な事業内容:インターネット等の通信ネットワークを利用したデジタルコンテンツ配信サービス、広告サービス

(Phile-web編集部)

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