MPIO、ジュエリー感覚で身につけられるデジタルオーディオプレーヤーを発売

●（株）アドテックは同社が輸入販売を行う韓国のポータブルデジタルオーディオメーカーMPIO（エムピオ）ブランドの新製品発表会を本日開催した。

新製品の詳細発表に先立ち、MPIOの最高経営責任者兼社長であるJK・ウー氏が挨拶を行った。ウー氏は、同社が2001年にはじめて日本市場に向けてフラッシュメモリータイプMP3プレーヤーを紹介して以降、日本語表示にはじめて完全対応したモデルなど、画期的な商品を世に送り出し、マニアを中心に多くの支持を獲得してきたと語った。現在は世界42カ国で製品を販売し、フラッシュタイプMP3プレーヤーとしては世界ナンバーワンのシェアを誇る同社であるが、今回は殊にデザイン面において、マニアのみならず一般の音楽好きなユーザーも惹きつける商品をつくることができ、これにより更なる飛躍を遂げていきたいと抱負を語った。

引き続いてアドテックから取締役の二宮浩氏が登壇し、新製品の特徴について語った。

「MPIO FL300」は、「ファッションデジタル」「デジタルジュエリー」をコンセプトにしている、スタイリッシュコンパクトなネックレスタイプのMP3プレーヤーだ。宝石をイメージした「レッド」「ブルー」「バイオレット」の3色カラーバリエーション揃え、容量は128MB/256MB/512MB/1GBの4種類。発売日は10月16日。価格はそれぞれ下記のようになる。

■FL300
128MB \14,800
256MB \19800
512MB \24,800
1GB \29,800

本機は長さ調節が可能でからまない独自のネックレス型イヤフォンを採用。デジタルオーディオプレーヤーとしてだけでなく、USBメモリー、ボイスレコーダーとしての使用も可能だ。また、時計・タイマーとしての機能も搭載された。

WindowsとMacの両方をサポートし、MP3/WMAファイルフォーマットの再生に対応。WMA/DRM（デジタル著作権管理）機能により著作権保護にも万全の構えだ。音楽ファイルの転送は特別なアプリケーションを必要とせず、外部メモリーとして認識された本機にコピーするだけでよい。

「MPIO FG100」はMPIOのフラッシュメモリータイプMP3プレーヤーにおけるフラグシップモデルに位置づけられる製品だ。ラジカセをイメージしたというレトロなデザインが特徴だ。

本体にはデジタルオーディオプレーヤーのみならず、ボイスレコーダー機能とFMチューナーを内蔵している。単三アルカリ電池で最長43時間の長時間駆動や、USB2.0によるファイルの高速転送を実現している。

また本機はオーディオ用光デジタル入力端子を搭載しており、光デジタル出力を搭載する外部機器とつないで高品位な音楽伝送を可能にした。本機もWindowsとMacの両方をサポートし、MP3/WMAファイルフォーマットの再生ができ、WMA/DRM機能にも対応する。

本製品の発売は10月23日を予定している。容量は256MB/512MB/1GBまで取りそろえ、それぞれの価格は下記の内訳となる。

■MPIO FG100
256MB \19800
512MB \24,800
1GB \29,800

また同社からは年内を目処に、HDDタイプのデジタルオーディオプレーヤーも発売される予定だ。「HD200」は5GBのハードディスクとFMチューナーを内蔵するタイプ。「HD300」はFMチューナーのほかに20GB/40GBのハードディスクを内蔵するモデルが登場する。本体液晶部に画像ファイルの表示もできるモデルが登場する予定だ。

二宮氏からはMPIOブランドの日本市場における販売戦略も明らかにされた。日本はポータブルオーディオプレーヤーのメッカであり、ハイテク志向の消費者も多く、大変重要性の高い市場であるとMPIOブランドは認識しているようだ。日本国内においては、2006年までにMP3プレーヤーの市場が280万台に達し、MDプレーヤー市場と同規模、またはそれ以上の規模に成長すると予測している。外的要因としてオンラインの音楽配信も伸び続ける環境下において、同社は2004年下半期にはフラッシュメモリータイプで22%、MP3プレーヤー全体では7%のシェアを獲得し、成長を遂げたいと二宮氏は語った。

今回発表された新製品については、10月より全国の家電量販店、パソコンショップまで広くカバーする販売体制を実現するという。またインターネットでのオンライン販売にも力を入れ、様々なかたちでマーケットチャンネルを広げていきたいと二宮氏は抱負を語った。

【問い合わせ先】
アドテックサポートセンター
TEL/0120-59-7109

（Phile-web編集部）