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<会田 肇のCES2005レポート>iPod対応カーオーディオが続々登場!

公開日 2005/01/09 21:11
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●今年のカーオーディオでもっとも目立ったのがiPodコントロールへの積極的な展開だ。とにかく、新世代ヘッドホンステレオでiPod最大のライバルと言われるソニーまでが、サードパーティによるとはいえ、対応コントロールユニットを展示していたのには驚かされた。

ソニーが展示したiPodコントロールユニット。電源は供給されるが、音声信号は別接続する必要がある

やはり「コネクト2」によってソニー製HDDウォークマンに対応したコントロールユニット

そのソニーが試作展示していたのは『コネクト2』と呼ばれるサードパーティが開発したもので、iPod対応に加えて、自社のHDDウォークマンへの対応も果たしている2つのユニットを揃えた。このユニットでコントロールできるのは、それぞれの機器をソニーBUSでコントロールさせたのに加えて、再生する曲の絞り込み、タイトルなどテキスト表示に対応(この時点ではiPod対応機が未対応だった)。充電については発売までに対応する予定で準備を進めているという。両者とも見かけはほとんど同じだが、その中身はまったく異なる回路構成となっており、一つのユニットでiPod/HDDウォークマンが使えるということはない。

パイオニアが用意したIP-BUS対応のiPodアダプター・CD-IB100。日本語対応モデルを近々発表予定

AUDIO VOXが用意した自動車メーカー純正オーディオ対応のiPodアダプター。実に200車以上で対応可能

さらに、パイオニアやケンウッド、クラリオン、そして昨年CESで最初に発表して話題を呼んだアルパインまでが同様のインターフェイスを展示。まさにiPodなしに語れないアメリカにおけるiPodの高い普及がうかがえる。

この中で気になる存在だったのが、自動車メーカー純正オーディオに対応してiPodコントロールを行うAUDIO VOXの製品。同社はアメリカ国内をはじめ、廉価なカーAVを展開するメーカーとしてかなり知られた存在。この製品で驚くのは、アメリカ市場で発売されている多くの純正オーディオに対応していること。タイトルの表示は組み合わせるオーディオの機能によるが、接続するケーブルを用意することでここまで多くの車種に対応することが可能になったという。純正オーディオにここまで対応が実現するほど、iPodはアメリカ社会に根付いていると言っていいだろう。

(会田肇)

[ces2005]

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