ソニー、3CMOSセンサーカメラシステムを搭載したDVカメラ

ソニーマーケティング（株）から、ソニーブランドの新製品としてデジタルビデオカメラ“ハンディカム”シリーズのラインナップに「DCR-PC1000」が加わることが発表された。発売日は3月10日で、価格はオープンだが135,000円前後での販売が予想される。

本製品の最大の特徴は、ソニーが新たに開発したCMOSセンサーを3枚用いた「3CMOSセンサーカメラシステム」を搭載した点にある。1/6型総画素79万のCMOSセンサーは、ソニーが長年CCDの開発で培った超微細加工技術を活かし、同一サイズのCCDと比べた際にも広いダイナミックレンジの映像記録が可能になる。このCMOSセンサーを3枚用いることにより、レンズからの光をRGB（赤・緑・青）に分光して取り込み、色再現性に優れた映像表現を可能にする。静止画は276万画素の記録に対応する。

このCMOSセンサーが受光した豊富な画素情報を高速に処理し、高精細な画像の記録を可能とするために新開発の信号処理回路「エンハンスド・イメージング・プロセッサー」を搭載した。CMOSセンサーからの信号処理を高速で行うため、専用のアルゴリズムを開発した。画像信号を「絵柄」と「明るさ」の2つに分割し、「明るさ」成分を最適化し絵柄と再合成することにより、豊富な情報をもつCMOSセンサーの信号をそのまま活かしきることができる。

CMOSセンサーの受光領域を大きく使うことで16対9のワイド撮影に対応する。撮影時にも2.7型のワイド液晶モニターで、ワイドのまま確認して撮影ができる。

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（Phile-web編集部）