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ANAが国際線の機内エンターテイメントにダイマジックの3Dサウンド技術を導入

公開日 2005/03/09 16:37
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全日本空輸(株)[以下:ANA]は、2005年4月1日より同社の機内エンターテイメントプログラムとして、(株)ダイマジックが開発した、マルチチャンネル音声を既存のヘッドホンで再生する「DiMACIG Headphone技術」を採用した3Dサウンドコンテンツの放送サービス「ANA 3D Sound」を開始することを発表した。

今回導入されるサービスはダイマジックの技術により、飛行機内の音環境、再生システムに最適化された「3Dサウンド」を機内のエンターテイメントに採用し、映画チャンネルや波の音、鳥の鳴き声などのヒーリングサウンドが立体感溢れるサラウンド音声で楽しめるようになるというものだ。

本サービスの実施に際しては、ANAアビオニクス(株)からの機内エンターテインメントに関する技術的サポートのほか、全日空商事(株)を通じて米国ハリウッドの大手映画ポストプロダクション会社にダイマジックのプロフェッショナル3Dサウンド・エンコーダー「DiMAGIC EST-PRO」が導入されるなど、機内エンターテインメントに最適化された3Dサラウンドコンテンツのエンコーディング処理に関係するサポートがANAグループよりダイマジックに提供された。

映画などのマルチチャンネルコンテンツに対しては「DiMAGIC Headphone技術」を施すことで自然な頭内定位で臨場感あふれるサウンドが実現される。また既存コンテンツに対しては、ステレオ信号から5.1chサラウンド音声をつくりだすダイマジックの「Adaptive Surround技術」を用いることで、自然で心地よいサラウンド空間が再現される。これらはいずれもソフトウェアで実現が可能なので、コンテンツ側の処理のみで完結し、新たに機械にハードウェアを追加する必要がなく、既存のヘッドホンシステムで高品位な3Dサラウンドが楽しめる点が特長だ。

サービス実施の詳細は下記の通りとなる。

【「ANA 3D Sound」の概要】
●導入時期:2005年4月1日(金)より導入予定
●対象機材:国際線AVOD設置機材全クラス
※スーパースタイル機材(B747-400、B777-200ER)におけるエコノミークラスも対象。
●導入内容:国際線機内エンターテインメントプログラムの充実を目的とし、ダイマジック社の3Dサウンド技術を導入した映画、オーディオプログラムの提供
●対象番組:映画、オーディオともに1〜2タイトル(月により増減あり)

また、(株)ダイマジックでは今回同社の技術がANA機内エンターテインメントプログラムで採用されたことを受けて、既にEZweb公式のサービスとして開始している3Dサウンドコンテンツ配信サイト「マジック★サウンド」での無料試聴キャンペーンを展開する。

今回飛行機内で楽しめる3Dコンテンツの一部がEZweb対応の携帯端末で体感できる試聴コンテンツが3月9日より準備される予定だ。サービスの提供方法は下記の通り。

【「マジック★サウンド」のサービス概要】
※下記URL、または二次元コードよりサイトへアクセス
■EZweb
【URL】http://magic-sound.jp/(携帯電話のみのサービス)
【アクセス】 トップメニュー→カテゴリで探す→着うた・着ムービー→着ムービー→『マジック★サウンド』
【対応端末】PENCK、W31K、W21CA、W21T、W22SA、W22H、W21S、W21SA、W21K、W11K、W11H

【問い合わせ先】
(株)ダイマジック
TEL/03-3518-2518

全日本空輸(株)
TEL/03-6735-1000

(Phile-web編集部)

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