「PS3」正式発表! BDドライブ搭載、1080p出力対応、HDMI装備
(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、次世代ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)の概要を発表した。現在ロサンゼルスで開催されているE3でプロトタイプを展示している。
写真を見る限り、筐体は横置き、縦置きのどちらにも対応しているようだ。デザインは、直線を基調にしたPS2からガラリと変わり、曲線を多用したグラマラスなイメージになった。
発売は2006年春を予定する。価格は現段階で公表されていない。以前同社が公表していたとおり、BD-ROMドライブを採用しており、フルHDのコンテンツが楽しめる。ゲームソフトはBD-ROMで供給されるが、BD-Videoは、BD-ROMだけでなくBD-RやBD-REの再生にも対応している。また、PSやPS2のゲームソフトとも互換性があり、これらのソフトをPS3でも楽しむことができる。
映像出力は720p、1080iだけでなく、1080pまで対応している。なお、先日発表された「Xbox 360」は1080iまでのサポートとなっている。
CPUには、東芝、IBMと共同開発したマルチコアプロセッサー「Cell」を搭載。パワーPCベースのCPUで、3.2GHzで動作する。グラフィックプロセッサー(GPU)は別に用意しており、RSXという550MHz動作のものを採用する。このGPUのスペックを見ると、「フルHD(最大1080p)×2チャンネル」という表記があり、2画面表示を行える可能性がある。CPUとGPUを合計したシステム全体の浮動小数点演算能力は2T FLOPSに達する。
メモリはメインRAMが256MB、ビデオRAMが256MBの合計512MB。転送スピードも速く、どちらも20GB/s以上のバンド幅を持つ。
AV以外の入出力端子では、USB2.0端子の搭載はもちろんのこと、メモリーカードスロットにメモリースティック、SD、コンパクトフラッシュの3種類を搭載した点が目新しい。特にSDは、松下電器産業(株)とのライバル関係を考えたとき、非常に意義深い決断と言えそうだ。
AV入出力は、アナログ出力はこれまで同様AVマルチ出力でカバーするほか、新たにHDMI出力端子を2系統装備し、デジタル映像出力が可能になった。
ネットワーク機能では、1000BASE-Tまで対応するイーサネット端子を3端子装備するほか、IEEE802.11b/g対応のワイヤレスLAN、Bluetooth 2.0を搭載。多彩な方法でネットワーク接続が行える。
コントローラーは、グリップ部分が長くなり印象がガラリと変わった。ただしボタンは左右のアナログスティック、○×△□ボタンなど、従来のイメージを踏襲している。スペックを見ると、Bluetooth、USB2.0、Wi-Fi(PSP)、Network(over IP)など、様々な方法でコントローラーと本体を接続することができるようだ。
ドライブは読み出し専用。再生できるフォーマットは、前述したBD-ROM、BD-R、BD-REのほか、CD-DA/CD-ROM/CD-R/CD-RW、SACD Hybrid(CD層)、SACD HD、DVD-ROM、DVD±R、DVD±RWなど。中でも注目なのは「SACD HD」で、現段階ではこの名称のフォーマットは公開されていない。Blu-ray DiscにSACDフォーマットのデータを記録したものではないかと推測されるが、詳細は明らかになっていない。
今回の発表に合わせ、多数のソフトウェアメーカーがコメントを寄せている。その中で、カプコンは「デビルメイクライ4」を、スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジー」シリーズを、それぞれPS3用に発売することを発表している。
(Phile-web編集部)
写真を見る限り、筐体は横置き、縦置きのどちらにも対応しているようだ。デザインは、直線を基調にしたPS2からガラリと変わり、曲線を多用したグラマラスなイメージになった。
発売は2006年春を予定する。価格は現段階で公表されていない。以前同社が公表していたとおり、BD-ROMドライブを採用しており、フルHDのコンテンツが楽しめる。ゲームソフトはBD-ROMで供給されるが、BD-Videoは、BD-ROMだけでなくBD-RやBD-REの再生にも対応している。また、PSやPS2のゲームソフトとも互換性があり、これらのソフトをPS3でも楽しむことができる。
映像出力は720p、1080iだけでなく、1080pまで対応している。なお、先日発表された「Xbox 360」は1080iまでのサポートとなっている。
CPUには、東芝、IBMと共同開発したマルチコアプロセッサー「Cell」を搭載。パワーPCベースのCPUで、3.2GHzで動作する。グラフィックプロセッサー(GPU)は別に用意しており、RSXという550MHz動作のものを採用する。このGPUのスペックを見ると、「フルHD(最大1080p)×2チャンネル」という表記があり、2画面表示を行える可能性がある。CPUとGPUを合計したシステム全体の浮動小数点演算能力は2T FLOPSに達する。
メモリはメインRAMが256MB、ビデオRAMが256MBの合計512MB。転送スピードも速く、どちらも20GB/s以上のバンド幅を持つ。
AV以外の入出力端子では、USB2.0端子の搭載はもちろんのこと、メモリーカードスロットにメモリースティック、SD、コンパクトフラッシュの3種類を搭載した点が目新しい。特にSDは、松下電器産業(株)とのライバル関係を考えたとき、非常に意義深い決断と言えそうだ。
AV入出力は、アナログ出力はこれまで同様AVマルチ出力でカバーするほか、新たにHDMI出力端子を2系統装備し、デジタル映像出力が可能になった。
ネットワーク機能では、1000BASE-Tまで対応するイーサネット端子を3端子装備するほか、IEEE802.11b/g対応のワイヤレスLAN、Bluetooth 2.0を搭載。多彩な方法でネットワーク接続が行える。
コントローラーは、グリップ部分が長くなり印象がガラリと変わった。ただしボタンは左右のアナログスティック、○×△□ボタンなど、従来のイメージを踏襲している。スペックを見ると、Bluetooth、USB2.0、Wi-Fi(PSP)、Network(over IP)など、様々な方法でコントローラーと本体を接続することができるようだ。
ドライブは読み出し専用。再生できるフォーマットは、前述したBD-ROM、BD-R、BD-REのほか、CD-DA/CD-ROM/CD-R/CD-RW、SACD Hybrid(CD層)、SACD HD、DVD-ROM、DVD±R、DVD±RWなど。中でも注目なのは「SACD HD」で、現段階ではこの名称のフォーマットは公開されていない。Blu-ray DiscにSACDフォーマットのデータを記録したものではないかと推測されるが、詳細は明らかになっていない。
今回の発表に合わせ、多数のソフトウェアメーカーがコメントを寄せている。その中で、カプコンは「デビルメイクライ4」を、スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジー」シリーズを、それぞれPS3用に発売することを発表している。
(Phile-web編集部)