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デジタルSTBが多数登場−「ケーブルテレビ2005」ビッグサイトで開幕!

公開日 2005/06/15 17:59
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撮影:佐藤和俊

撮影:佐藤和俊
本日より17日まで、イベント「ケーブルテレビ2005」が東京ビッグサイトで開催されている。入場は無料。

このイベントは、その名の通りケーブルテレビに関する総合イベント。関連機器メーカー、ケーブル放送局などが最新の機器やサービスを紹介している。

今回のテーマは『デジタルと光でひらく ケーブルテレビ新時代』で、各社の展示内容も、デジタル放送やネットワークに対応したハードやソリューションが目立った。

ネットワークを使ったビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス対応機器も数多く展示され、マスプロの「IP-STB」は、VODやIPマルチキャスト放送に対応。HD出力が可能で、H.264やMPEG2、MPEG4、WM9のデコードが行える。参考出品だが、本体の外観はかなり作り込みがされており、発売が近いことを窺わせる。

デジタルSTB「DST52」

DST52のリモコン

またマスプロでは、先日発表したばかりのデジタルSTB「DST22」シリーズの上位機種となる、「DTS52」シリーズも参考出品した。今年の年末に発売を予定する。本体を小型化し、リモコンは新設計のものを採用。EPGとGUIも新規に開発した。注目したいのはズーム機能で、リモコンのボタンを押すと、画面を拡大表示できる。デジタルCATVでは、SD画質の番組の周りにオビが表示されることがあるが、この機能を使えば画面いっぱいに映像を表示できる。

松下電器もデジタルSTB2モデルを展示した。地上デジタルのパススルー/トランスモジュレーションに両対応する「TZ-DCH800」と、ケーブルモデム内蔵で、双方向サービスに対応する「TZ-DCH1000」で、特にDCH1000は、デジタル放送サービスとVODサービスを1台のSTBで実現できる。

パナソニックの「TZ-DCH800」

パイオニアの「BD-V370」

パイオニアが展示したSTBは、「BD-V170」「BD-V270」「BD-V300」「BD-V370」の4モデルで、いずれもすでに発売されている製品。V300とV370の上位2モデルは、HDMI端子、LAN端子、双方向通信機能を備えるなど高いスペックを誇る。同社では現在、これらのモデル用に新GUIを開発しており、さらに使い勝手を高める方針だ。

ソニーは放送局向けのHDTVソリューションを数多く提案していた。「ただ単にスペックを上げるという時代は終わった。ユーザー様の運用方法を徹底的にリサーチし、一歩踏み込んだ提案を行っている」(担当者)のが特徴で、「HD/SDサイマル送出システム」では、従来のオペレーションを維持したままHD/SDのサイマル放送を実現可能にしている。

ソニーはHDカメラも多数展示

マルチフォーマットサーバー「NSS-V2」。250GB HDDを15個搭載。RAID構成となる


JCOMもVODサービスを積極アピール

WOWOWなど放送局もブースを用意





(Phile-web編集部)

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