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ソニー、ケータイにも搭載可能な手ブレ補正用ジャイロモジュール

公開日 2005/07/14 17:40
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GSU-350
ソニー(株)は、業界最小となる容積0.06cm3の手ぶれ検出用2軸ジャイロモジュール『GSU-350』を開発、8月初旬よりサンプル出荷を開始する。サンプル価格は5,250円(税込)。

今回商品化するジャイロモジュールは、2個のジャイロセンサとアンプ、フィルタなどの周辺回路を1つのパッケージにした業界最小容積の2軸モジュール。機器の小型・軽量化に寄与するほか、より小型な機器への手ぶれ補正機能の搭載を可能にする。同社では「デジタルカメラ、カムコーダーへの搭載を考えている。携帯電話への搭載も検討中」と説明する。

本モジュールに搭載されている新開発のジャイロセンサーは、精度の高い微細加工と薄膜技術による圧電素子の形成で小型化を実現し、モジュールとしても、同社従来品の1軸ジャイロを2個使う場合と比較して、面積で1/5、厚さで1/3を実現している。ただし、小型ながら独自のジャイロセンサー構造により、小型ながら従来品と同等の感度を確保しているという。

同社では2006年3月からの量産出荷を予定している。実際に本モジュールを搭載したモデルが登場するのも、その近辺になりそうだ。

【問い合わせ先】
ソニー(株)
マイクロシステムズネットワークカンパニー
フォトニックデバイス&モジュール事業本部
応用磁気製品事業部 MD1部 マーケティング課
TEL/03-5448-4745

(Phile-web編集部)

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