[CEATEC2005:TDK] 高品位なアプリケーションを支える多彩な技術を紹介
TDKのブースでは高品位なオーディオ・ビジュアル機器を実現する、同社の多彩な製品と技術を一堂に紹介している。
ハードディスク関連の最新技術としては、トンネル磁気抵抗(TMR:Tunneling MagnetoResistive)再生素子と垂直磁気記録(PMR:Rerpendicular Magnetic Recording)素子とを組み合わせたハードディスク用ヘッドを紹介。ディスクリートトラック型の記録媒体と合わせて、1.8インチのハードディスクで約100GBの大容量記録を実現する先進ヘッド技術、および記録媒体技術を紹介している。また同じ一角ではSV-GMR素子とマグネットを使用した、世界最小のハードディスク用3軸落下センサーを展示している。
ディスプレイ関連では、有機ELディスプレイの参考出品試作機と新製品を展示する。長寿命な独自材料を用い、85度温度動作保証と25度の常温時で10,000時間以上(輝度半減期)の実力を備える高信頼性をアピール。DAPや携帯電話のサブパネル、カーAV、産業機械・医療器械への応用を提案する。
Blu-rayディスクに関する提案にも注目が集まる。同社が以前から規格を提案している、4層追記型100GBのディスク試作品が今回も展示されている。またベアタイプのBlu-rayディスクについても追記型、書き換え型それぞれに1層・2層タイプのベアディスク試作品を展示。これらについては同社のDVDディスクにも用いられている独自のハードコート技術である「DURABIS」をBlu-rayディスク用に最適化した「DURABIS2」でコーティングし、メディアとしての耐久性・信頼性を高めている。DURABISを応用したコーティング技術は、既に同社が発売しているカートリッジタイプのBlu-rayディスクにも採用されているとのことだが、ベアディスクではこれをさらに進化させて採用する。量産時にも大差無いコストで生産が可能という。
ブースの一角では2.1chスピーカーシステム「Xa-80」のデモも行っている。本機は11月に発売を控える新製品。また、超磁歪パネルを応用した2.1chスピーカーシステムも展示。今回の試作機には3mmのアクリルパネルを振動板として採用している。振動力が大きいという超磁歪素子の特性を振動板に有効に伝達するため、同社は新たに超磁歪エキサイタを開発し、アクリルパネルを振動板に用いたプロトタイプで再生デモを行っている。この技術を用いることにより、独特のライブ感に満ちたサウンドが実現できるという。
(Phile-web編集部)
ceatec2005
ハードディスク関連の最新技術としては、トンネル磁気抵抗(TMR:Tunneling MagnetoResistive)再生素子と垂直磁気記録(PMR:Rerpendicular Magnetic Recording)素子とを組み合わせたハードディスク用ヘッドを紹介。ディスクリートトラック型の記録媒体と合わせて、1.8インチのハードディスクで約100GBの大容量記録を実現する先進ヘッド技術、および記録媒体技術を紹介している。また同じ一角ではSV-GMR素子とマグネットを使用した、世界最小のハードディスク用3軸落下センサーを展示している。
ディスプレイ関連では、有機ELディスプレイの参考出品試作機と新製品を展示する。長寿命な独自材料を用い、85度温度動作保証と25度の常温時で10,000時間以上(輝度半減期)の実力を備える高信頼性をアピール。DAPや携帯電話のサブパネル、カーAV、産業機械・医療器械への応用を提案する。
Blu-rayディスクに関する提案にも注目が集まる。同社が以前から規格を提案している、4層追記型100GBのディスク試作品が今回も展示されている。またベアタイプのBlu-rayディスクについても追記型、書き換え型それぞれに1層・2層タイプのベアディスク試作品を展示。これらについては同社のDVDディスクにも用いられている独自のハードコート技術である「DURABIS」をBlu-rayディスク用に最適化した「DURABIS2」でコーティングし、メディアとしての耐久性・信頼性を高めている。DURABISを応用したコーティング技術は、既に同社が発売しているカートリッジタイプのBlu-rayディスクにも採用されているとのことだが、ベアディスクではこれをさらに進化させて採用する。量産時にも大差無いコストで生産が可能という。
ブースの一角では2.1chスピーカーシステム「Xa-80」のデモも行っている。本機は11月に発売を控える新製品。また、超磁歪パネルを応用した2.1chスピーカーシステムも展示。今回の試作機には3mmのアクリルパネルを振動板として採用している。振動力が大きいという超磁歪素子の特性を振動板に有効に伝達するため、同社は新たに超磁歪エキサイタを開発し、アクリルパネルを振動板に用いたプロトタイプで再生デモを行っている。この技術を用いることにより、独特のライブ感に満ちたサウンドが実現できるという。
(Phile-web編集部)
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