NHKなど、高効率な地上デジタルテレビ放送用電力増幅器を開発
NHKと(株)アールアンドケーは、従来に比べて電力効率が約2倍の地上デジタルテレビ放送用電力増幅器を開発した。
地上デジタル放送の中継局に利用する電力増幅器はアナログ放送に比べて信号歪みを非常に小さくする必要があり、従来のシリコン・トランジスタを用いた増幅器では、信号歪みを補償するための複雑な回路が必要だった。
今回の開発品では、窒化ガリウム・トランジスタ(GaN-HEMT)を採用。従来に比べ電力効率が約2倍で、かつ低コスト化も実現している。
NHKでは、「今後も地上デジタル放送の全国展開に向け、デジタル送信機をはじめとした放送機器の研究・開発を進め、経済的な中継ネットワークの構築に取り組んでいく」としている。
(Phile-web編集部)
地上デジタル放送の中継局に利用する電力増幅器はアナログ放送に比べて信号歪みを非常に小さくする必要があり、従来のシリコン・トランジスタを用いた増幅器では、信号歪みを補償するための複雑な回路が必要だった。
今回の開発品では、窒化ガリウム・トランジスタ(GaN-HEMT)を採用。従来に比べ電力効率が約2倍で、かつ低コスト化も実現している。
NHKでは、「今後も地上デジタル放送の全国展開に向け、デジタル送信機をはじめとした放送機器の研究・開発を進め、経済的な中継ネットワークの構築に取り組んでいく」としている。
(Phile-web編集部)