日本TI、携帯電話向けデジタルTV放送にも対応するプロセッサーを発表
「OMAP 3」のアプリケーション・プロセッサーの搭載により、携帯電話にカメラ、ゲーム端末、携帯型ビデオ・プレーヤー、携帯型音楽プレーヤー、ノートPC、PDAなどの各種の機能を融合することができるようになるという。
また「OMAP3430」プロセッサーは、携帯電話向けのプロセッサーとして初めてHD画質の映像再生機能を実現可能とした。同プロセッサーを搭載した携帯電話であれば、ユーザーは映画をダウンロードし、HDモニターで視聴できるようになるとされている。
本プロセッサーはまた、DVD品質のビデオカメラ機能も実現が可能だ。TIのDaVinciテクノロジーでも使われている画像処理機能の、ビデオ/オーディオ用第2世代アクセラレータ「IVA 2+」を搭載することによって、現行の「OMAP2430」プロセッサーと比較して処理性能が4倍に向上したためである。これにより、MPEG4やWMV9(VC-1)、H.264をはじめとした主要動画規格をDVD並みの高画質で録画・再生できるようになる。また、世界各地のモバイルDTVデコード規格にも対応しており、TIの「Hollywood」モバイルDTVチップと組み合わせて使用ができる。Sビデオ出力もサポートしており、TVモニターやプロジェクターに高画質ビデオが表示できるとしている。
(Phile-web編集部)