RWPPI、台湾にて第3回ラウンドロビンテストセミナーを開催
同セミナーは、昨今DVD-RW/DVD-R規格製品市場とその供給で成長の著しい台湾において、RWPPIが主催するラウンドロビンテストの活動内容・成果をアピールし、台湾メーカーに互換性テストへの参加を呼びかけるものとなる。前回は2005年6月にComputex Taipeiにて開催し話題を集めた。
今回の台湾セミナーについて、台湾記録メディア工業会「TRIA」の議長であるGorden Yeh氏は、「拡大するDVD市場にあって、ディスクや記録再生機器間での互換性はますます重要になってきています。3回目を迎える今回のRWPPIラウンドロビンテスト台湾セミナーは、業界挙げての活動という意味からTRIAも協力して開催することとなりました。これを機に、さらに多くの企業がこの活動に参加することを期待します。」とコメントしている。
来る23日は、午後2時30分よりGrand Formosa Regent Taipeiにおいてセミナーが開催される。当日は、2005年6月より2006年1月まで行われた第5次互換性試験「RRT Stage5」の成果報告を中心に、ラウンドロビンテスト全般に関する活動内容や今後のテストの実施計画などが紹介される予定だ。また、ラウンドロビンテストを主催するRWPPIの活動内容についても触れられる見込みだ。
なお「RRT Stage5」には合計49社が参加し、以下のような活動成果が得られている。
1.DVD-RW/DVD-Rディスクと対応ライターの記録物理特性に関して、ディスクメーカー25社、37モデル、及びライターメーカー12社、13モデル間で、合計125項目の試験を行い、安定した記録品質が確保されている事を確認した
2.DVD-RW/DVD-R対応ライターに関して、12社、12モデル間にて合計170の確認項目の論理互換性試験を実施、参加モデル間での記録・再生互換性を確認し、同時に参加メンバーの規格に関する共通理解を一層深めることができた
3.DVD-RW/DVD-R対応レコーダー、DVDカムコーダー、及びPCオーサリングソフトに関して、12社、19モデル間での記録・再生・編集機能15項目(ビデオモード、VRモード:NTSC)にわたって高い互換性を確認した
4.DVD-RW/DVD-R対応プレーヤー、ドライブ、及びPC再生ソフトウエアに関して、合計22社、45モデルにより、上記3で録画されたディスクを使用し5項目での再生互換性評価を行い、広範な環境下での再生互換を確認。また、参加メンバーでのディスカッションにより、テスト項目の評価基準についての相互理解を深めることができた
【問い合わせ先】
RW プロダクツ プロモーション イニシアティブ
TEL/03-3495-9876
(Phile-web編集部)