日本TI、映像と音声の同期を1チップで実現する新型ディレーICを開発
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、新型デジタルオーディオディレーIC「TPA5050」の量産出荷を開始した。1,000個受注時の単価は420円。
ハイビジョンテレビやデジタルビデオカメラなど向けに設計された製品で、ワンチップで映像・音声の同期を実現する。
ビデオ信号のデータ処理量が増大することに伴い、映像と音声を同期させるリップシンク機能の重要性が増している。リップシンクは、ビデオストリームの処理が完了するまでオーディオストリームに遅延を掛けることで実現するが、その際の遅延時間は信号の形式や映像の種類によって変わる。「TPA5050」はデータソースによって遅延時間をプログラマブルに設定できるため、製品への組み込みが容易に行える。
また本ICは、ワイヤレスサラウンドスピーカーなどにも利用できる。通常、ワイヤレスサラウンドスピーカーでは、ワイヤレス伝送固有の処理遅延のため、通常チャネルに対して遅延が発生するが、本ICを使用すれば、通常チャンネルを遅延させることでチャンネル間の同期を取ることができる。
(Phile-web編集部)
ハイビジョンテレビやデジタルビデオカメラなど向けに設計された製品で、ワンチップで映像・音声の同期を実現する。
ビデオ信号のデータ処理量が増大することに伴い、映像と音声を同期させるリップシンク機能の重要性が増している。リップシンクは、ビデオストリームの処理が完了するまでオーディオストリームに遅延を掛けることで実現するが、その際の遅延時間は信号の形式や映像の種類によって変わる。「TPA5050」はデータソースによって遅延時間をプログラマブルに設定できるため、製品への組み込みが容易に行える。
また本ICは、ワイヤレスサラウンドスピーカーなどにも利用できる。通常、ワイヤレスサラウンドスピーカーでは、ワイヤレス伝送固有の処理遅延のため、通常チャネルに対して遅延が発生するが、本ICを使用すれば、通常チャンネルを遅延させることでチャンネル間の同期を取ることができる。
(Phile-web編集部)