<IFA2006レポート:LOEWE>LOEWE、デザインコンシャスな薄型テレビ…だけではない
欧州でも人気を博している薄型テレビ商品だが、IFAではこの土日には多くの一般客が詰め掛け、技術的な高さよりもインテリア性の高いブースに人が集まっている。パネルのオリジネーターがどこだろうと関係のない。ライフスタイル至上主義があってもいい。
LOEWE(レーベ)は例年、大きなブースを構え、デザインコンシャスな商品を美しくならべている。日本メーカーにはないデザイン感覚に驚かされる。インテリア性で欧州の家具を揃える感覚でLOEWEのテレビをホームシアターの中核にできたらいいかもしれない。
同社のラインナップは上位から「Loewe Reference」「Loewe Individual」「Loewe Art」「Loewe Light」の順で、スペックと搭載機能による価格帯別になっている。46インチから20インチまでの液晶テレビと、唯一42インチだけプラズマテレビがある。フルHDは46、40、37インチにあり、同社では「Full HD+」と呼んでいる。最上位の「Loewe Reference SpherosR37」のオプション付で4800ユーロ(約72万円)で、最廉価のカジュアルタイプ「Loewe Light mimo L20」(液晶20インチ) で800〜900ユーロ(約12万円〜13.5万円) だから、少し割高な程度だろう。
また録画のできる機能「DR+」つきのモデルもある。これは薄型テレビに別筺体レコーダーがセットになったもので、DVDレコーダーオンリーの「Centros2102HD」「Centros1202」はDVD±RW、DVD±R、DVD+Rダブルレイヤーに対応している。また160GBのHDD内蔵のDVD+HDDレコーダー「Viewvision DR+」がある。それぞれシルバーとブラックのカラーが用意されている。
オーディオにも力をいれている。「Sound+」機能と位置づけているが、テレビ内蔵のスピーカーについてもバスレフダクトポートを折りたたむように薄型テレビに収納し音質向上を図ったとしている。さらにシステムアップできる「Loewe Audio」シリーズは多種なタイプのスピーカー、マルチチャンネルシステムを用意している。一見すると椅子のようにみえるアルミの四角い箱はサブウーファーだった。
「Sound+」のサラウンドは、5.1chフルシステムから2chのバーチャルフロントサラウンドシステムまで揃っており、なかでも2chバーチャルシステムは「Dolby Virtual Speaker」を採用している。単なるOEM仕様の「デザインだけ凝りました」ではない、ハイクオリティな薄型テレビパッケージを構成しようという意志が感じられる。さらに意欲的なデザインとしてテレビスタンドが縦長のセンタースピーカーになっている3.1ch試作モデルがあった。
(AVレビュー編集部・永井)
[IFA2006REPORT]
LOEWE(レーベ)は例年、大きなブースを構え、デザインコンシャスな商品を美しくならべている。日本メーカーにはないデザイン感覚に驚かされる。インテリア性で欧州の家具を揃える感覚でLOEWEのテレビをホームシアターの中核にできたらいいかもしれない。
同社のラインナップは上位から「Loewe Reference」「Loewe Individual」「Loewe Art」「Loewe Light」の順で、スペックと搭載機能による価格帯別になっている。46インチから20インチまでの液晶テレビと、唯一42インチだけプラズマテレビがある。フルHDは46、40、37インチにあり、同社では「Full HD+」と呼んでいる。最上位の「Loewe Reference SpherosR37」のオプション付で4800ユーロ(約72万円)で、最廉価のカジュアルタイプ「Loewe Light mimo L20」(液晶20インチ) で800〜900ユーロ(約12万円〜13.5万円) だから、少し割高な程度だろう。
また録画のできる機能「DR+」つきのモデルもある。これは薄型テレビに別筺体レコーダーがセットになったもので、DVDレコーダーオンリーの「Centros2102HD」「Centros1202」はDVD±RW、DVD±R、DVD+Rダブルレイヤーに対応している。また160GBのHDD内蔵のDVD+HDDレコーダー「Viewvision DR+」がある。それぞれシルバーとブラックのカラーが用意されている。
オーディオにも力をいれている。「Sound+」機能と位置づけているが、テレビ内蔵のスピーカーについてもバスレフダクトポートを折りたたむように薄型テレビに収納し音質向上を図ったとしている。さらにシステムアップできる「Loewe Audio」シリーズは多種なタイプのスピーカー、マルチチャンネルシステムを用意している。一見すると椅子のようにみえるアルミの四角い箱はサブウーファーだった。
「Sound+」のサラウンドは、5.1chフルシステムから2chのバーチャルフロントサラウンドシステムまで揃っており、なかでも2chバーチャルシステムは「Dolby Virtual Speaker」を採用している。単なるOEM仕様の「デザインだけ凝りました」ではない、ハイクオリティな薄型テレビパッケージを構成しようという意志が感じられる。さらに意欲的なデザインとしてテレビスタンドが縦長のセンタースピーカーになっている3.1ch試作モデルがあった。
(AVレビュー編集部・永井)
[IFA2006REPORT]