サンコー、USBで充電できるヘッドマウントモニター「Video Glasses」を発売

サンコー（株）は、iPodなどポータブルメディアプレーヤーなどに対応したヘッドマウントモニター“VideoGlasses”「VIGLBL01」を、同社直販サイト「レアモノショップ」で発売した。直販サイト価格は29,800円。

液晶ディスプレイのサイズは2インチで、解像度は320×240ドット。画面サイズは、2.5mから視聴した場合の37型程度となる。視聴アングルは26度。

あらかじめ本体から伸びているミニプラグは、ビデオiPodと直接つなぐことが可能。映像信号を検知して自動的にON/OFFすることもできる。さらに、このミニプラグに接続するアダプターも3種類を用意し、様々な機器と接続することできる。

もちろんイヤホンも内蔵し、音声を聴くことも可能。また、周囲の光を遮断するアイパットや、耳をかける部分に取り付けるバンドなども同梱する。

リチウムイオンバッテリーを内蔵し、USBから充電が可能。連続使用した場合のバッテリー時間は4〜5時間。

質量はバッテリー内蔵で120g。耳かけ部分は折り畳みができるなど、コンパクトに収納できるよう工夫している。

＜編集部の視点＞
2000年前後は、オリンパスの「Eye-Trek」シリーズや、ソニーの「グラストロン」シリーズなどが続々と登場し、ヘッドマウントディスプレイがそれなりに盛り上がりを見せていた。シナリオ通りに普及が進まなかったようで、現在では2社とも撤退している。振り返ってみれば、当時は携帯できる映像再生機器はポータブルDVDプレーヤー程度しかなかったが、現在はiPodなど、映像を再生できるポータブルメディアプレーヤーが桁違いに普及している。これらの需要を取り込むことができれば、ヘッドマウントディスプレイが復権を果たす可能性も無いとは言えない。あとは、装着時の恥ずかしさをどう克服するかがカギになるだろう。


【問い合わせ先】
サンコー株式会社
レアモノショップ
TEL/03-5846-7815

（Phile-web編集部）